川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

 話を総合すると、駒澤大高にとっては必然的な勝利だったようである。

 決勝ゴールの#11須貝暁は、後半に2本ほど決定機を外す。だからこそ、メンタル的に落ちかけていたときの、チームメイトからの声が救いになったという。例えば決勝点をアシストした#8黒木海人は「CKの時に捕まえて『落ち着けよ』と」話しかけている。その声にも励まされた須貝のゴールは、不思議なまでのどフリー状態。それについて須貝は動き直しをしていたと話す。マーカーの#5植田直通に対し「一度後ろに下がって」マークを外し、そこから「植田ともう一人の間に入りました」と解説してくれた。ちなみにそうした予備動作については、大野祥司監督から教わったという。

 前半押され気味に見えた駒澤大高が、後半になって盛り返したのにも訳があった。前半、大津の左サイドハーフ#11宮本清史朗が駒澤大高の右サイドを崩し続けており、試合のアクセントになっていた。駒澤大高の大野監督は、その宮本対策として、後半48分に右サイドバックの#13倉本裕希に代えて#14東呈次を投入。ボランチに入っていた#6宮崎力太郎を右サイドバックに入れるのである。そしてこの采配がピタリとはまり、宮本の攻撃はパタリと止まる事となる。

 これまでの数大会を通して見てきた大津の印象は、個よりは組織を重視するチームである、というもの。つなぐべきところはちゃんとつなぎ、試合をきっちりと組み立てられるチームだと考えていた。そしてその組織性が大事な局面で個を抑制し、ここ一番で勝ちきれない要因となっていたのだろうと分析していた。それがこの開幕戦に関しては、1対1で積極的に仕掛ける場面が目立っており、これまでの印象をいい方向に転換させられていた。「なかなかやるな」と。しかし、その思いを持ち続けられたのも前半終了まで。後半に入ると、前述のとおり宮本の左サイドからの崩しを防がれた場面を筆頭に大津の仕掛けはなりを潜めた。

 大津の仕掛けについては#10若杉拓哉が、駒澤大高のビデオをチェックした上で「今日はサイドから行こう、という話はしていました」と述べている。つまり大津は意識的に1対1で仕掛け続けていたのである。しかし、駒澤大高の対応により、大津は後半その仕掛けを無効化されてしまう。つまりあの仕掛けが駒澤大高を相手にした「大津・特別バージョン」であったのなら、その戦いを断念し「大津・普通バージョン」に戻せればよかったのである。しかし、彼らはそれができなかった。前半のいいイメージが残っていたのか、最後まで試合を立て直すことができず、そのまま時間を浪費してしまった。

 そんな大津の変調を象徴に示しているのが、決勝点の場面であろう。ゴール前にクロスを入れた黒木がボールを奪った相手は、前半の大津最大の武器であった宮本。ボールを奪った黒木は、自らが励ました須貝へとピンポイントのクロスを入れるのである。

 ベンチワーク。そしてピッチ上での選手間のコミュニケーションを総合した上で、この試合の勝者として駒澤大高の名が刻まれる事は十分な妥当性を持っていた。
#10若杉拓哉(大津・熊本県)
 ゲームコントロールはうまくいっていたんですが、もっと中盤を使おうという事は言っていました。
 憧れだったこのピッチでできたんですが、負けて残念です。ぼくには来年もあるので、来年はここで優勝して悔し涙ではなく嬉し涙を流したいです。
 相手のビデオを見ていたし(仕掛けの)対応はしていました。今日はサイドから行こう、という話はしていました。これからしっかり練習して、来年も来られるように頑張ります。
#4大畠一馬(駒澤大高・東京都B)
 最後はピンチでしたが、PKを止めてくれました。
 初出場なので、緊張せずにいつもどおりプレーしようと思いました。1点目は自分のミスでしたが、みんなが2点取ってくれました。まず1勝できましたが、また国立でできるよう頑張ります。

#1岸谷紀久(駒澤大高・東京都B)
 自分たちの力を出せるように、みんなの為に恥ずかしくないようにプレーしました。
 PKになった場面では、みんなに借りを返すチャンスだと思いました。自分はPKが好きなので、自信を持ってやりました。自分たちは失うものがないので、自分たちの力を出せるように準備したいです。
(PKストップは)たまたまだったので、びっくりしました。相手は緊張しているように見えました。
(PKについては)審判のジャッジは絶対なので、とにかく止めることだけに集中しました。今までPKは、前育とか八千代とかで止めていたので自信がありました。
 PKの時は全体を見て、相手の目とかを見て決めます。あとは色々なGKコーチと話しをしていくうちに、そういう形になりました。いろんな雰囲気で判断してます。
(右に飛んだのは)熊本県大会の決勝で、彼が左隅に蹴っていたので、彼はぼくがそれを見ていたと思うので、多分そこには蹴らないだろうと思ったので。

#11須貝暁(駒澤大高・東京都B)
 大学にそのまま上がります。ドログバが好きです。岡崎選手に似てると言われてます。監督にも先輩にも言われました。
(監督からのハーフタイムの指示は)リズムが悪い時に粘ってチャンスを決めろと。最後まで走り続けろと言われました。
(2点目について)オレのマークは植田(直通#5)で、あそこにいると動けないので一度後ろに下がって、植田ともう一人の間に入りました。そこによく上げてくれました。普通に入っていたら、あの点はなかったです。
(そうした動きについては)監督からそういう入り方もあると言われていました。
(前半の流れの悪い時間帯については)DFが守ってくれると信じて、前に来たら粘ろうと思っていました。
 後半に2本くらい外してしまってメンタル的にも落ちましたが、周りからの声にも励まされました。(ゴールの瞬間)自分の中では「やっとか」と思いました。周りの声だったり、応援団からの声で助かりました。
(今日やってみて)通用するというのはありました。頑張ればできると思いました。
(PKの場面は)マジかと思いましたが、岸谷が止めてくれると信じてました。止めてくれたときは勝てたと思いました。

#8黒木海人(駒澤大高・東京都B)
 120%チャレンジャー精神でやりました。東京は開幕戦で勝てていない。そういうのもあって、勝ちたかった。
(全体的に小柄だが)だからこそ、予測と準備をテーマに練習しました。負けてもいいから競ろうと。
(悪い時間帯があったが)そこで2失点目を取られなかったのがよかったと思います。いままでは大量失点もありましたし。
(須貝くんが外していたことについて)CKの時に捕まえて「落ち着けよ」いいました。それで落ち着いてくれたので心強かったですね。
 後半に宮崎(祐介)がディフェンスラインに入った事で、安定しました。
 自分たちで意見を言い合えるのがいいと思います。ロングスローでも「どこに当てたいのか」という事と「中はこうしたい」という事をぶつけ合えた。言い合いのケンカもしますが、勝利のために声をぶつけ合うのが大事。そこで引きずるようなヤツはガキなので。
 初出場で開幕戦、国立。相手は大津さんということで難しい試合になりましたが、思ったよりも前半おちついて戦ってくれた。後半、チャンスが来ると話しました。
 選手が粘り強くチャンスをものにしたと思います。
 PKは岸谷(紀久)がよく止めてくれたと思います。
 指導者としてまた国立でできるとは思っていなかった。Aブロックはどこも強豪ですしチャレンジャー精神で頑張って上に行きたいと思います。
 緊張せずに平常心でやろうと。思ったよりも前半に選手たちが落ち着いて普通通りにやってくれたと思います。
 右サイドバックの吉川(大星)が鹿島学園さんとの練習試合で後十字を痛めてしまい、前半は倉本(裕希)を出しました。その後、交代してうまくはまりました。
 最後は危なかった。大津は180cmの選手が5~6人いましたし。あのPKを入れられていたら、PK戦では負けていたかもしれません。ただ、岸谷は努力家なのでそれが結果につながったと思います。
 アシストの黒木のロングスローは、3年になってから投げられるようになりました。彼が投げられるようになって攻撃に迫力が出せるようになりました。
(交代について) フォーメーションは4バックのままでしたが、ボランチの宮崎(力太郎)を右サイドバックに入れました。#11の宮本(清史朗)くんが出てくるので。宮本くんを1試合抑えるのは倉本では無理です。
(守備に関しては)前半は球際で厳しくいけなかったんですが、前半の最後10分くらいにやれるようになりました。
(高さに関しては)相手には米良(知記#9)くんとか、藤本(貴士#4)とかがいるんですが、負けてもいいから競りなさいと。そこで特別やられたということはなかった。
 うちはスポーツ特待では取れるわけではないので、たまたまです。そのなかで大畠(一馬#4)、長澤(卓己#7)は1年から出てて大した奴らだなと思っていました。
(監督自身が)準優勝したのは21年くらい前なんですが、ピッチから控え室までが長いので、ハーフタイム10分しかないから時間がなくなるという事は言っていました。
#10森勇人(名古屋U15)
 ユースでは1年から出たいです。プロになりたいですし高校生でもトップに上がれるようにしたい。ピクシーのもとでサッカーしたいです。


#11北川柊斗(名古屋U15)
 夏はまとまりがなかった。一人ひとりがバラバラで、チームとして勝てる状況になかった。秋くらいからみんなの意識がひとつになって、だんだん勝てるようになってきた。
 監督がまとめてくれました。練習で監督が厳しい言葉をかけてくれた。
 ゴールを狙う事は大事ですが、得点王は意識していませんでした。夏は得点王しか狙っていませねした。それが逆の意識になりました。
 みんなで出来るのは今日が最後。一つでも多くみんなとサッカーやりたい気持ちがあった。勝ちたい気持ちを(ゴールへの気持ちよりも)優先させました。
(7月下旬にトップで練習したが)トップとユースの差はだいぶありました。ぼくが参加したときはトップは本気ではなかったのに取れない。闘莉王が後ろに居て、威圧感がすごくて何もできませんでした。A代表のオーラを感じました。
 夏は体が壊れるくらい重たくて、トップからクラブユース、ブラジル遠征、ウズベキスタンと遠征したんですが、クラブユースまではよかった。ただ、ブラジル遠征の時は移動もあって疲れていた。トレーナーさんに相談しました。この大会でコンディションがよくなってよかった。
 ウズベキスタンではご飯が合わず、お腹を壊してばかりでした。今は65kgくらいあるんですが、その時は58kg位まで体重が落ちました。
(得点シーンは)たまたまボールが来ました。こぼれると思っていて、前に来たので押し込みました。
(アシストについては)自分の中ではクロスを上げやすかったので上げました。
 夏まではプレーに余裕がなかった。周りが見えていなかった。この大会は余裕を持って楽しくやれました。ゴールを狙うのは当然なんですが、でも無理なときは行かず、はたくところはパスを出して、もう一度もらう。それは監督にも言われました。
(来年のU17W杯について)アピールして、吉武さんが今日見てくれていたのかはわかりませんが、結果は出せました。選ばれるように頑張ります。
(森について)いいパスを出してくれる。うけやすいし、技術もあって出したいタイミングで出してくれる。彼がいたからこそ、今大会優勝できたと思います。



#14中島康輔(名古屋U15)
 ミスしてもフォローして、チームの雰囲気をよくしようと思っていました。


#6石川大貴(名古屋U15)
 1−0、2−0で勝つ。今までなら5−0、6−0の大勝を目指していたが、勝ちに行くサッカーが出来るようになった。
 今日は相手のFWよりもポジションが低かった。FWとMFの間に入りたかった。自分としては、満足できなかったです。
#11岩元 颯オリビエ(京都U15)
 全然ダメでした。自分の甘さが大事な試合で出てしまいました。結果を残せず、貢献もできなくてすまないという思いです。
 うちはDFラインが強いので、そこからのカウンターで裏に抜け出すことを意識していました。どんな展開でも点を取りたかったです。
(後半開始直後のシュートについて)ああいう大事なところで決めないと。あそこで決めていれば、試合ももっと有利に進められたと思います。
 夏にクラブユースの全国大会に出られず、今日まで辛い練習に耐えて頑張ってきました。今年は試合に出させてもらえていろいろな経験をしました。今日の悔しさは来年に晴らしたいと思います。
 
#15瀬戸口大智(京都U15)
 突破してクロスをあげようと。FWに代わったときは、ゴールを目指していました。
 今日はチームとして裏を狙おうとしていました。ただ、緊張しましたしグランドが良すぎてボールが止まってしまった。裏狙いはチームの戦術なので、それは仕方ないと思います。
 今後はユースで活躍するのが大事。ユースのレベルが高いので、練習についていくのが大事になります。
 FWをやったのは準決勝が初めてでした。サイドハーフとサイドバックはよくやっています。
 今後は相手との間合いの取り方を上げていきたい。今は瞬発力で抜く感じ。50mは6.4秒で、100mは12秒ジャストです。日本代表の長友選手が目標です。運動量がすごい。
◯川勝博康監督(京都U15)
 夏は全国にも出られなかった。そこからチームがひとつになった。夏から考えれば、成長できたと思います。
(相手の9、10の攻撃については0うちの場合は個人にマークを付ける事もなく、チームでやってきた守備で対応しようとしました。
 守備から攻撃につなげるところがうまく行かず、得点を奪えませんでした。途中までは狙い通りです。
(試合中に瀬戸口をFWで起用したのは)オリビエの体調が良くなかったので。後半になってパフォーマンスが落ちてきていましたから。
(瀬戸口については)瀬戸口頼みになるかと思ったが、セットプレーとか、瀬戸口のカウンターが得点になればと。
 相手との力関係を見ればこうなるのかなと。
 名古屋さんは9、10の個の力が高い。結局はそこをどう守れるのかということ。うちは2年生が半分くらい出ていますし、そこはよく対応したと思います。
 前半に何度かチャンスがあったんですが、あれが入らなかった。前半はうちの思い通りに運んでいて、そこで点が取れれば流れも変わっていたと思います。
(SBの上がりがあまりなかったが)基本的にポゼッションして時間を作らなければサイドバックは上がれない。両サイドハーフで崩そうと思っていました。
◯高田哲也監督(名古屋U15)
 相手が前に長いボールを入れてくるので、ハマればうまく対応できると。前半はバタバタしたが耐えました。対応はスムースに行きました。ある程度はうちも攻撃陣の人数を増やしたかった。リスクマネージメントさえできれば対応できると思っていました。
 結果的には、もってました。
(セットプレーの守備について)神がかっていると思いました。ポストとバーと。今年は痛い思いをしてきていたので、そういう中で一人ひとり力をあわせることができた。個性が強いので、やりたいことをやってたのが、首の皮一枚で(間に合って)やるべき事をやってくれました。
 無失点優勝については、あまり触れたくないんですが(笑)気がつけば。準決勝の時もポジショニングはムチャクチャな中でGKのファインセーブがあったりで。まだまだですが、みんなが一つになりました。本人たちが一番ビックリしていたと思います。
(京都は)10、11と両サイドハーフの4枚で攻撃できる。ただ、うちもある程度身体能力高いので、うまく対応してくれました。
(北川柊斗に関しては)U16のアジア予選でコンディションが落ちて、彼だけ試合に出られなかった。そういう悔しさを持っていたと思う。得点王は予想外でした。彼には「お前が勝負を決めろ」と。このメンバーでやれるのは今しかない。最後、チームとしてまとまっていたと思います。
(京都のブロックが硬かったが)10番がキーでした。ボランチとCBの間があく。そこに北川が入ってチャンスのきっかけになった。彼は前を向けていたし、狙い通りパスを出せるし自分でも行けた。それで相手が絞ってくれたら、うちの11と19のサイドも空きますし。
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#8笹倉蓮
4−1−4−1の神戸U15において、4枚のMFの真ん中に位置していた。1トップの#17藤本裕豪が名古屋U15のCBとボランチの間に入り込んでポイントを作り、その藤本をサポートする形で攻撃に絡む。ファーストチョイスが前なのだろうと判断できるプレースタイルで好感が持てた。コンビを組んでいた#20高橋醇のプレーがセーフティーなものに偏りがちだったため、攻守において役割分担をしていたのかもしれない。
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#10森勇人、#9北川柊斗(2トップ)
この二人で攻撃を組み立てられる力強さを持っていた。名古屋U15の高田哲也監督もこの二人の能力を認めており「9番の北川(柊斗)のところで収まりますし、森(勇人)も時間を作れる」と戦術的な面での重要性を口にしていた。
ちなみに北川に関してはU18でも試合に出場し活躍しており、ユース年代でも通用する技術を持っている。名古屋U15の攻撃のスイッチを入れられるコンビであり注目してほしい。

#6石川大貴、#8金来遠(ボランチコンビ)
オフェンシブな意味で驚かされたボランチコンビ。前線の2選手が起点を作り、時間を作るとすかさずフォローに入る機動力がすばらしい。またその機動力が十分に発揮されて生まれた石川の前半終了間際の先制点が名古屋U15に勢いをもたらしている。ちなみに記者席ではその石川のゴールの場面で軽い悲鳴が上がった。というのも、一つ余分に持ち出した事でショートコースが少なくなってしまったからである。相手DFのスライディングの寸前だったのか、それとも足をかすめたのかは分からない。しかし、結果的にゴールが決まったことで事無きを得た場面だった。
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#18神沼拓海
1点を追いかける後半の頭から出場し、試合の流れを変える。特徴は縦へと付けることを意識し続けた攻撃的なパス。常に前を意識しており、追浜にとっては攻撃時のエンジンとなった。足元の技術も正確で、つなぎのパスに関してはほぼノーミス。崩しのパスでいくつかカットされてはいたが、そもそもが勝負のパスであり、通れば決定的というパスコースを選択しているという点で評価したい。また勝負のパスの場合、相手の重心を後ろにかけさせるパスであり、決して危険なパスミスではないという点でも戦略上の意味がある。
パスに加え、高い技術をベースにした縦への突破力も持っていたのが印象的だった。
157cmと小柄なのが惜しまれるところだが、進学した高校での成長に期待したい。

#15橋本和幸
前半は目立たなかったが、追浜がペースを奪い返した後半に、能力を発揮した選手。仕掛けの姿勢が面白かった。途中交代は少々残念。
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#11FW岩元 颯オリビエ
後半49分に交代でベンチに下がるが、非常に印象的な選手であり、ぼく個人の意見としては彼の働きは悪くなかったと思う。
理由はそのゴールへの積極性である。準決勝の2試合を見る中で、岩元以外のほとんどの選手が、シュートに対して消極的だった。打てるタイミングで一つ余分にトラップしたり、パスしてみたり。そんな中、岩元だけはファーストチョイスをシュートにしていた。角度のない場所からでも常にゴール方向を狙うその姿勢に対しては評価は分かれると思う。「周りにフリーの選手がいたじゃないか」と言われてもおかしくはない。ただし、今の日本人選手にはそれくらいの強引さが必要であるのも事実。
この日のプレーに関しては、強引さが空回りしていた部分もあったが、彼が交代した事で横浜FMJrY追浜の最終ラインは、安心していたのは間違いない。後述するが、岩元の交代と、追浜が後半の頭から投入した#18神沼拓海の働きによって後半は追浜が完全にペースを握ることとなる。
ゴールという結果は残せていないが、仕掛けるという積極性により、DFW的な役割を果たした選手である。

#15DF瀬戸口大智
登録はDFであり実際に右サイドバックが本職であるという。ただしこの日は右サイドハーフとして先発し、試合中にFWもこなしている。
特徴はその突破力である。#9奥川雅也の先制点は、彼が突破し、右サイドから入れたクロスから生まれた物。追浜は瀬戸口に左サイドを再三破られたため、サイドバックの#3鬼丸敬、#10田中健太に加え、#6中村凌までもが左サイドをケアする必要に迫られ、バランスを崩すこととなった。
49分の岩元の交代により、トップに入ってからは追浜のディフェンスラインの背後を狙うカウンター攻撃の際に槍として機能し、チャンスを作り続けている。決勝戦でも彼の働きには注目したい。

#9奥川雅也
この日2ゴールの活躍を見せた。左サイドハーフではあるが、ゴール前に顔を出す動きに特徴がある。先制点もさることながら、延長前半の82分に決めた勝ち越しゴールがすばらしかった。岩元の角度のない場所からのシュートが印象深かった試合の中で、この勝ち越しゴールはまさに打つことが予測しづらい場所からのシュートだったからである。岩元のプレーを見つつ「中山ゴン的ゴール(ドーハ・イラン戦)」の話で盛り上がっていただけに、まさにその中山的ゴールを実現した事を評価したい。
絶対音感」の最相葉月(さいしょうはづき)さんの作品。

 東京大学応援部の応援の対象はアメフトやラクロスなどにも及ぶが、そのなかでも中心となるのが東京六大学野球を戦う野球部である。しかし、この東京六大学野球は、東京大学以外の参加五校がそれぞれ立教大学、早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、法政大学の私学であり、それが東京大学野球部にとっては重荷になっている。言うまでもなく東京大学は日本最高峰の大学であり、野球部に人材が集まりにくいためである。そのため、東京大学野球部が六大学野球で勝利することは稀となる。例えば2010年の秋季リーグでは11戦1勝10敗と大負けに負けている。ちなみにこの2010年の1勝は早稲田大学に対してのもので、2008年の秋季リーグ以来2年ぶりのものだった。また早稲田大学は斎藤佑樹、大石達也という大物投手が投げており彼らを打ち崩しての勝利という点で価値あるものだった。

 話がそれたが、要するに東京六大学野球における東京大学野球部という存在は、なにしろ弱いのである。そしてこれは、そんな数年に1度勝てるかどうかというような弱小野球部を応援する応援部という組織に密着取材し書き下ろした作品である。

 スポーツの場に本来あったのは勝たせるための声援である。それが応援としての形式美へと昇華する中、その中心にいる東京大学応援部の苦悩は大きくならざるを得ない。応援しても応援しても結果が出ない。それでも、その結果を自らの内面に投影させ、どうその苦しみと向き合っているのか。応援部としての活動の実態をうまく織り込みつつ描き出した良作である。平成十四年(2001年)に取材した題材をまとめたものだ。

 なお、作中に登場する「ハーイッ」や「イイェーッ」は、文字の印象と実際の発声とでは随分と違う。「ハーイッ」との字面だけを読むと、間の抜けた返事、公家さん言葉か?というような印象があるが実際はかなり違う。「ハーイッ」の「ハ」には濁点を付けるべき。「イイェーッ」もそれぞれの「イ」に濁点が必要であろう。




 ちなみにこの本の取材が行われた翌年に取材されたドキュメンタリーがyoutubeにアップされていた。こちらはこちらでかなり面白い。じきに消されるものと思われるので、早めにチェックしておくといいだろう。結構すごい結末である。

東大応援部 涙の奮闘記 我ら花の応援団 その1,2,3連結/全8


東大応援部 その4/全8「地獄の夏合宿で地獄を見た」


東大応援部 その5,6連結/全8「地獄の大出走 往路・復路編」


東大応援部 その7,8連結/全8「2003秋季リーグ 女神は微笑むのか?」


 ちなみに作中の重要なパートを担う笠谷圭司は現在は三田市議会議員として政治家の道を歩んでいるようである。その笠谷と同期で、上記のドキュメンタリーで竹刀を持ち、後輩をしごきまくっていた中井康裕が結婚した際の記事が彼のブログに掲載されていた。ドキュメンタリーでの鬼の形相とは違う柔和な表情が好対照である。

東京大学応援部物語、登場人物
取材時のリーダーは11人、部員は79人

OB3年目
山口隆史 主将、都銀勤務
OB2年目
伊藤麻保呂 石橋、鶴崎2年時の主将兼リーダー長→学ランを復活。石橋、鶴崎に厳しい体罰。主将として最後の神宮で完全試合をやられる(平成十二年十月二十二日、立教大学の上重聡投手が達成。東京六大学野球史上二度目、三十六年ぶり)
奥村直樹 
OB1年目
宮本賢也 宮本先輩、現役時代は学年にひとりだけのリーダー部員

4年生
石橋悠司 主将、武蔵丸とあだ名される巨漢
鶴崎一磨 リーダー長、副将、2002年9月14日の大学野球増刊号のインタビューにて「負けしか知らない人間では終わりたくない」と答える
矢田ゆかり 主務・バンド部員 法学部、トロンボーン
中村格之 吹奏楽団責任者、工学部土木工学科、桐蔭学園出身
武澤慶 ドラムメジャー、工学部電気工学科
大塚哲也 吹奏楽団指揮、法学部
矢島辰朗 ホルン奏者、工学部電気工学科
今野菜穂子 チアリーダー「KRANZ」22人の責任者、農学部生命科学科
奈良場絵美 トレーニングチーフ
米岡真紀子 新人監督、農学部獣医学専修

坂尾昌紀 明治大学應援團長、重要な役割を果たす

3年生:3人
塩沢勇人 法学部、アイディアマン、茨城県立水戸第一高校応援団副団長、中三の時に見た「きけ、わだつみの声」に感動、平成十四年度の赤門鉄声会報に「君が代を誇れない日本と校歌のない東大」との一文を寄稿
中井康裕 リーダー長サブ、工学部システム創成学科
笠谷圭司 一旦退部、「勝つ気はあるのか」のメールを野球部のマネージャーに送信。野球部に意識改革。応援団内部で問題。高校中退後、大検を経て東大入り。山積する実務の中で壊れる。

大島秀之 法政大学応援団
片山勝太 早稲田大学応援部

2年生:1人
西条拓磨 聖徳学園、メガネを壊されまくる
1年生:5人
合田伊知郎 スキンヘッド、姫路西高校、異色のリーダー
長野俊介 都立八王子東高校時代はハンドボール部
高峰史寿 愛知県立一宮高校時代はバレーボール部、アニメ・アイドルオタク。勢いに押されて入部
渡辺隆明 理Ⅲ(東大医学部)、秀才もしくは、天才。厳しさを求めて入部
金俊亨(キム・ジュンヒョン:韓国からの留学生) 「一度海兵隊は、永遠海兵隊」、「ガイジン最初の主将」を目指す

参考資料
東京大学応援部、基本データ(当時)
設立:昭和二十一年秋 六大学野球にて。昭和二十二年五月に東京六大学応援団連盟結成
OB、OGの組織:鉄声会
顧問 菅野和夫教授・法学部長
「ただ一つ」 東京大学応援歌
「闘魂は」
「大空と」 運動会歌、昭和三十年に安田講堂で発見。北原白秋作詞、山田耕筰作曲。昭和七年制作
「足音を高めよ」 学生歌
淡青旗 応援団旗

平成十一年、産経新聞に「東京六大学『歴史と伝統』変化 花の応援団 リストラ時代」(六月六日付)
◯川勝博康監督(京都サンガF.C. U-15)
 前半の立ち上がりにいい形でチャンスをいくつか作った中で1点が入った。そこで追加点を取れず、流れをつかめなかったです。
 ハーフタイムに延長まであるという事は伝えていました。準決勝まで来ると相手も力がある。そのまま1−0で逃げ切れるものではない。延長まで考えて戦おうと伝えました。
(15番の)瀬戸口大智は最初は右サイドハーフで使いました。(岩元颯)オリビエが良くなかったので、トップに代えて入れました。元々は右サイドバックをやっていたんですが、この大会でMF、FWで使いました。チーム事情とかケガなどがあって機能したので、そのまま続けました。
 夏にプレミアカップに行きまして、マンチェスターとかFCポルトとかインテルナシオナルとかとの試合ができたのがよかった。20チーム中10位で終わりました。
(決勝に向けて)今までやってきたサンガらしいサッカーをして、せっかくここまで来たので日本一になりたい。
(後半攻めこまれた時間帯について)状況に対応するベースは作ってあるので、その中で状況を判断してどうするのか、任せています。
◯北川柊斗選手(名古屋グランパスU15)
 はじめの方は点が入るのかなと思ったんですが、前半の途中から後半の始めの方で攻められてとても怖かったです。
 今日はファイナルまでいけましたが、取られた回数が多くて…。でも少しはよかったと思います。
 負けたくない、勝ちたいという気持ちが体全体に伝わって最後まで走ろうというのはありました。
 無失点は驚きですが、うちのディフェンスは革命というか、失点が多かったんですが、それが抑えてくれました。
(U18ではトップ下だったが)U15ではセンターフォワードがやりやすいんですが、ユースではトップ下のほうがやりやすいです。そこで思い切りできました。ユースでは当たりが激しいのでポジショニングを考えないとダメでした。でもU15ではそれが弱くなるので逆にやりにくさがありました。(懐に入られたり、抑えこむとファールを取られる)余裕があるので逆に考えてしまうということもあった。
 とにかく明後日の試合は、今年タイトルを取っていないですし、みんなひとつになって思い切り楽しんでやりたいです。
 目標にしているのはルイス・ファビアーノです。フェルナンド・トーレスみたいだと言われるんですが、フィニッシュの時にニア上を狙うところとかが好きです。ブラジル人は楽しんでいると思うし、そういうのも好きです。
◯高田哲也監督(名古屋グランパスU15)

 両サイドを突ければいいと思ったんですが、奪いに行ってかわされた。もう一つ攻撃の厚みがなかったという印象です。ただ、前半の最後にラッキーな形で一発とれたので、前半はよかったです。
 後半は相手の17番がボランチとCBの間でフリーになっていた。そこでCBがつぶしに行っても良かったんですが。
 神戸さんが後半に2トップになったんですが、それは助かりました。うちはボランチが攻撃的で食いついてしまうので、2トップにしてもらってよかったです。
 9番の北川(柊斗)のところで収まりますし、森(勇人)も時間を作れる。だから両サイドを突きたかった。
(神戸については)新幹線でビデオを見て対策しました。たまたま準々決勝が名古屋で行われたので、コーチにビデオを頼みました。
 試合が続いていたので(神戸は)落ちてくるかと思ったんですが、逆にボールを動かされてヒーヒー言う形になりました。
 後半に関しては彼ら(名古屋の選手)が言い合って修正しようとしていたので、言わなくていいと思いました。うちの守備陣がここまで無失点で着ているのが驚き。カバーリングもそうですし、最後は体を投げ出している。成長を感じます。思った以上にやってくれています。
 北川は、一時期オーバートレーニング症候群みたいな感じになったが、どん底まで落ちて上がりつつある。そう考えるとよくやっていると思います。9月のアジア予選前のウズベクでのキャンプから帰ってきてから、ちょっとやっただけで息が上がるようになりましたから。15分くらいで息が上がるのかと思いましたが、活躍してくれました。でも、代表に入ることの宿命ですし、本人の志も高い。動けなくても自覚が大事になる。今日も代えずに行きました。
(決勝の)サンガさんはフィジカルが強い。あのブロックをどう崩すのか、今日明日で考えます。
(決勝は独特の雰囲気になるのでは?)国立に入ったら入ったで、写メ取ったりするんだと思います。瑞穂でもミスター
(ストイコビッチ監督)の真似をして「ここからシュート決めたんだ(日産スタジアムでのダイレクトボレーの事)」とかやってましたから。ボクらの時代とは全然違います。
(2点目からの早い交代について)今季は2−0からの逆転負けは3回位あるんで、疲れていた選手から代えました。
◯野地照樹監督(高知大学)
 もったいなかったなという一言に尽きると思います。風上をとって先手必勝という気持ちを、うまく前半から風上で、うちらしいサッカーができたと思います。先制した後チャンスがあったんですが、なかなか決められなかった。後半、一番怖いのは相手のセットプレーだといういことで、前半からフリーの選手が見えたのでマークしろと行ったんですが、そのフリーの選手の取られてしまった。
 前半の最初の4〜5分でしょうか、えらい早い時間に同点にされて、それでもよく頑張ったんですが、残念ながら逆転されて、シュートがGKの正面に行ったり、最後は實藤を上げてなんとか同点を狙ったんですが、1試合振り返ると前半にもう1点は取って置かなければと。非常に残念な結果です。
 今年は4年生が中心で、實藤がいるし、キャプテンの酒井、芝野、香川。これが去年も総理大臣杯で準優勝して経験もあるし、ぜひ決勝に行きたいと。非常に4年生中心に彼らの個性がでていたと思います。結果は残念ですが、よくやったというのが今日の感想です。

Q:4年生が抜けますが、来年の1年は?
A:教育学部の生涯教育課程に推薦枠があるんですが、7つ枠があって今のところ3名。
 宇和島東のCBで、インターハイの優秀選手です。それから長崎の南山高校。ここからボランチの選手が来ます。この二つの高校は私の教え子が監督をしてて、本人も高知大に行きたいということで。
 もう一人が作陽。背の低い選手なんですがCBでもう少し高いのをよこせよという(笑)。あとは他の学部で一人合格してます。
 いろんなところで、高知大でサッカーやりたいという高校生が多くて、20人くらいが練習に来ました。
 スポーツ科学課程の推薦は難しいので他のところに行ったほうがいい、というんですが、高知大に行きたいという高校生も多い。実技と小論文と面接。本気で入りたいのであれば、いい準備をしないと難しいですよと。
 サッカーはなかなか難しいです。ぼくも実技を受け持つだけですから。スポーツ課程だけは20名。前期が10で後期が3。
 今回出ている柴野は農学部です。今日出ている選手で推薦ではない選手は6人。CBの福本生涯教育課程の生活環境コース。あとは…。いろんな学部からうちにきたい。香川というのは学校教員養成課程、教員免許を取らないと卒業できない。塚本も農学部。浪人も2人います。
 高知大学は推薦枠があまりありませんが、80数名の部員がいます。部員がおおおくてみなさん取材に来られたらびっくりされると思います。野球部と兼用で、マウンドがあるのでよく倒れます。そこでケガがあるとすぐにマウンドを削るんですがケガがなくて。あと私が野球部の顧問も兼ねているので。
 そういう土のグラウンドで野球部と兼用なんですが、野球とはシーズンが違うので平和にグランドを使っているという感じです。
 Aチームは4時半、Bチームは6時からという感じで、時間をずらさないと半面しか使えないので。最悪の環境だとは思いますが、大学スポーツでそういう学業を優先しながら選手も取れない。そのなかで少ない時間でお金をかけず全国で勝負できる。いま33年目なんですが、そういうことが分かってきた。今わかったわけではないんですが、この10年くらいはそういう方向で指導してます。
 今回1回戦を終わって流通経済大学のグランドを貸してもらったり、トレーナーの方にケアしてもらったり。もうぜんぜん違う。トレーナーが言うには1回戦終わったあとに選手ガタガタですね、という話だったんですが、明治大学との前は1回戦よりもよかったです。90分間交代させる必要がないくらいでした。
 あとは人工芝を使わせてもらって、相当ひざや腰に負担が来ると。流通経済大学さんは50人くらいけが人がいるといいます。
 サッカー部はこれくらい結果を出しているので、人工芝にしてくださいと、話しているんですが、日本一の土のグランドにしようかと。人工芝はどうしてもリスクがあるというい ことで。
 まあ、一度はインカレで決勝に出たい。ファイナリストというのが我々の目標で、総理大臣杯は去年福岡とやって負けたんですが、ファイナリストになる絶好のチャンスを逃して少し寂しい気持ちです。だけどいろんなところから高知大でサッカーをやりたいという高校生が来ると思いますから。
 関東関西とは違う練習量、試合数。関東関西とは全く試合数が違う。高校生とやったり社会人とやってるんですが、一つ一つやる中で、弱いチームとやるときにベストを尽くしなさいと話している。そうすれば攻撃の形ができる。そういうハンディのあるチームとやってもそこそこできる。
 あとは周りに愛媛、徳島、岡山とJのチームも出来ている。そこともやらせてもらっています。今年は中四国サテライトリーグに参加させてもらっているんですが、単独チームで参加させてもらってます。
 11月のファジアーノのやったのは大きかった。プレスをかけに行くことをやったら向こうが慌ててきた。どこでボールを取れるのかというのは、チームの中で共通理解ができた。そういう試合はチームにとっていい、ほんとに全国で戦える大きなきっかけになりました。
◯西ヶ谷隆之監督(中京大学)
 寒い中お疲れ様でした。今日を振り返って一番厳しいゲームになるのは予想していました。そのなかで先制されながら自分たちのリズムを失わず、ファイナルに行けたのが一番の収穫でした。風が強く前半我慢だと思っていましたが、ひとつ取られてしまった。ただふたつ取られなかったのが自信になって後半2つ取ってくれました。
決勝に関しては関大さんをみてないのですが、分析して中京大らしいサッカーをしたいと思います。

◯中田智久選手(中京大学・同点ゴール)
 今日の試合はやりにくかったですが一人ひとりで粘り強い守備ができました。失点はしましたが後半追い風で逆転できてよかったです。
 自分のゴールは嬉しかったです。決勝はこのチームで戦えるのが最後なのでチームで頑張りたいです。

Q(西ヶ谷監督に):チームとしてよくなったところは?
A:選手自身でゲームをコントロールできたところ。いろいろなものが大人のサッカーになってきた。なおかつ自分たちのストロングポイントを出してゲームができたと思います。

Q(西ヶ谷監督に):相手が後半蹴ってきたが。
A:もう少し蹴らせないようにしたかったんですが、中村亮太のところは一発があるので投入しました。ただ、彼自身のコンディションは良くなくて、それは彼の問題ではなく(起用した)自分の問題です。
 ディフェンスラインは上げたかったが、蹴られたのでそうできなかった。ただ高さはうちはあったので、逆に言うと次の対応が出来ていたのでなんとか逃げ切れました。

Q(西ヶ谷監督に):決勝までの9日感は?
A:まずは休ませます。連戦でやっていたので今日のメンバーでもけが人いますし、彼らが年をまたぐことは余り無いと思いますが、サッカーしながらまたいい形できたいと思います。


Q(西ヶ谷監督に):高知大について。
A:(高知の)左側のサイドバックがスピードあったので、縦に仕掛けてくる。そこで逆に盛り返したいというのがあった。1年間いろんな事をチャレンジしてきてて、それに対しては臨機応変い対応してくれていてそれは助かってます。いろんな事を対応させて変化させてやれています。


Q(西ヶ谷監督に):前半我慢というのは、風上になったからですか?
A:前半からあっちを取ったんですが、守備しながらアクションしたかった。それでも高知さんがすごくて、比較的リアクションになった。なおかつ奪ったボールが2トップに入らず、自分たちの時間をなかなか作れず、苦しみました。

Q(西ヶ谷監督に):今年は名古屋の当たり年なんですが?
Aはい、頑張ります。最後僕らが締めていいのかというのは役者的にどうなんですかね(笑)。

Q(西ヶ谷監督に):関西とは?
A:夏にやってやられていますが、(関西大学の)島岡とは同期なので。
 良い準備してやりたい。選手に期待してください。

若干の消化不良感 「バベル」

バベルとは旧約聖書に出てくる街の名前で、バベルの塔のバベルである。神の事を軽視して高い塔を立てた事に神が怒り、人間の言葉がバラバラになったと言うあれである。

そんな説話がモチーフになっているだけあり、物語は場所を変えて多重的に展開して行く。アメリカの穏やかな家庭の場面で始まる世界旅行は、深刻なモロッコでの諍い、そして、ギスギスした日本へと場面を移しつつ、まるでそうあるべきような必然性を持って一方向へと収束して行く。混乱である。タイトルの由来となったバベルの塔により、人類が被った、とされる直接的な被害がそこに重なる。世界各所でもたらされる混乱と、作中で描かれる混乱とは、一見して別の次元のものではあるのだが、それらの事件がそれぞれに関連性を持っているという点がこの映画の一番の見所である。

全体として面白い作りにはなっているのだが、しかし世界各地でもたらされた混乱は、それぞれに腑に落ちない形で決着していく。そういう点では、消化不良感の漂う結末だった。

キャストはブラッド・ピットやケイト・ブランシェットといった重鎮に加え、この映画への出演によりアカデミー助演女優賞にノミネートした菊地凛子といった面々が名前を連ねている。ちなみに菊地凛子は下着を脱いだ下半身をさらけ出すなど、体当たりの演技を見せるが、日本人のひとりとしては少々エキセントリックな日本人として見えてしまう。ちなみに菊地凛子が演じる綿谷千恵子は聾唖の女子高生という設定になっている。

監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演者 ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット
ガエル・ガルシア・ベルナル
役所広司
菊地凛子

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◯神川明彦監督 明治大学
 予想していなかった結果に驚いています。リーグ戦が終わってからの1ヶ月間、よく準備してくれました。
 けが人は痛いですが、うちは男子部員が65人います。ベンチにいた選手が準備していたということ。ケガをした2人が不要だとは言わないですが、彼らがいない中でどれだけ明治のサッカーができるのかやってきた。
 今日は攻守の切り替えが素晴らしかった。メンタル的にフィットしないところはあったが、2トップは素晴らしかった。
(立ち上がりに点が取れなかったが)去年も0−0のPK戦からスタートしていますし、110分攻めても点が取れなかった。(去年を経験した)彼らがインカレは簡単ではないという事を知っている。焦りはなかったと思います。
 4点とった後(のハーフタイム)も三浦コーチが締めてくれた。個人プレーに気をつけようと話しました。調和のあるサッカーをしようと伝えました。
(吉田啓祐選手について)松岡祐介と吉田が頑張ってくれた。去年と同じ24番をインカレで付けさせた。今日の(吉田の)できは予想通りです。
(宮阪については)矢田旭の足がきていた。(宮阪)政樹も少し調子よくなかったのですが、豊嶋(剛平)がアンカーに入り、ガンガン行ってくれました。
 新潟さんは攻撃だとか一人ひとりの技術では引けを取らないと思います。ただ、球際に一日の長があったのかなと。バランスを崩しておられたので、ああなると山本(紘之)が行ける。攻撃的という点では、拓殖大学みたいな感じでした。
 今年の4年生は実に素晴らしい。ここでは言えないような部内のこともやってくれますし。8時半からミーティングすると伝えると、4年生だけで7時半からミーティングをはじめ、8時から全員のミーティングが始まり、そして8時半から監督のミーティングが始まる。そしてその後にマネージャーが編集したビデオを見て感動するという事をやってくれている。
 技術的には長友(佑都)がいた時のほうが高かったかもしれないが、サッカーは技術の総和ではないという事を4年生は分かっていると思います。
 今日の勝利は次の勝利を約束するものではないですし、全力で準備をしたい。それは4年生はよく分かっていると思う。
 我々がやるべき事ははっきりしている。明治としてのスピリッツを大事にする。
(去年の教訓について)守備が大事だということ。締まるのはしっかりと守備をしているから。締りのある明治を見せられたと思います。
 明治のスピリッツとは、チーム一丸となってやるということ。選手がひたむきにやるということ。明治は、失敗をした後、次に成長するために努力できると思っています。
◯野地照樹監督 高知大学
 後半が始まって向こうの足が止まった。コンディショニングの違いがあったと思います。水曜日から御殿場に入って良い調整ができたと思います。
 ぼくが心配していたのはPK戦。先制点がほしかったです。
(接触プレーの實藤は)首を痛めているようなので不安はあります。最初は少しヤバいと思いました。ムチ打ちになっている?とも思いました。彼のような選手がいるのといないのとではぜんぜん違う。アジア大会で金を取って帰ってきても天狗になる事もなかった。アジア大会はチームワークがよかったと話してましたし、今日もホワイトボードにメッセージを書いてくれていました。4年生は相当頑張って集中してやってくれたと思います。
 うちは一人に頼らず、それぞれが役割を果たすサッカーをやっています。
映画の舞台となる淡路島の稲田氏というのは実在した一族で、蜂須賀氏を支える筆頭家老として淡路島の洲本城を居城としていた。その稲田氏が明治維新後の処遇に不満を持ち、徳島藩からの独立を訴え騒動が起きる。これが庚午事変と呼ばれるもので、この混乱を責められ、北海道に移住する事となる。北海道では開墾した土地を貰い受ける事ができる、との約束だったのだが、時は明治維新の混乱期である。というのが大まかなバックグラウンドである。

映画の展開自体は面白いのだが、プロットに少々無理があり見ていて首をかしげる場面がいくつか出て来る。
例えば「ええじゃないか(詳しくは書きませんが)」とか「なぜ厳冬期に?」とか「主人公を助けるアイヌとの関わり」だとか。ラストシーンの豊川悦司はカッコよすぎる。が、うまく彼のその後を吸収し切れておらず、最終的に置いて行かれてしまうのが残念なところ。
同じタイミングでバベルを見ていた事もあり、銃撃された人の描き方にも違和感が残ってしまった。

細部において気になる点が頻出するのだが、その一方でどす黒いまでの人間心理をとことんまで表現しようとする行定勲監督の意地はよく伝わって来た。

もう少し、細部を作りこんでくれればなぁ、という作品である。

監督 行定勲
出演者 吉永小百合
渡辺謙
豊川悦司
柳葉敏郎
石原さとみ
ほか

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だいたい、全部。

◯ランコ・ポポヴィッチ
こんにちは。私のことを信じていただき、オファーしてくれたことに感謝します。日本にまたこれたことが嬉しいです。
今まで日本で働いてきたことがありがたいと感じていました。ここでの生活も、仕事も楽しみたいと思います。
通常こういうところでは目標を発表すると思いますが、私はそういう事はしたくないです。それは私のスタイルでもありますし、とにかく仕事で伝えていきたいと思います。言葉ではなく、行動で示したい。自分が持つエネルギーのすべてをぶつけたいと思います。プロジェクトが成功するためにすべてをぶつけたい。
ゼルビアとフロントが一体となってやること。私たちが持っている計画を実行する事に全力を尽くしたい。
我慢も必要だとは思いますが、結果が出なければ唐井さんに責任を取ってもらいたいと思います(笑)。
オファーしていただいたことを光栄に思います。
みなさんにお願いしたいのは、批判してくれてもいいんですが、私たちはその批判を最小限にしたいと思います。

悲しい兄弟愛 「手紙」

弟の学費を稼ぐために、犯罪を犯してしまった兄と、そんな兄を持つ弟とをめぐる兄弟愛を描いた映画。非常に重たい映画である。

ここから先は、ネタバレです。

弟は、進学の夢を諦め、お笑いの世界へ。しかし名前が売れれば売れるほどに兄の経歴が重くのしかかる。そして自らのために犯罪を犯した兄を、自らの将来のために切り捨てる。その決断を手紙で兄に伝えた時、兄は深く絶望する。

しかしその一方で、兄に対し慰問の形で「だけど兄だから」との思いを伝える。作品終盤の弟の苦悩と、兄を前にした慰問の舞台は涙なしには見られないものである。

犯罪と、血のつながりとを天秤にかけざるをえない人の現実が魂に響く作品でした。

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各種ストレージのGBあたりの単価

各種ストレージのGBあたりの単価を計算してみた。

対象としたのは、価格コムにおける日立GST社製2.5インチHDDの500GBと750GBのモデルの最安値の場合と、アマゾンにおける太陽誘電社製DVD-R各種である。

HDD 500GB 4119円、つまり1GBあたり8.24円(アマゾンの場合12.0円)
HDD 750GB 6980円、つまり1GBあたり9.31円(アマゾンの場合11.1円)
DVD-R for DATA 50枚入り 1390円、つまり1GBあたり5.91円
DVD-R for DATA 片面2層 50枚入り 4293円、つまり1GBあたり10.1円
DVD-R for VIDEO 50枚入り 1438円、つまり1GBあたり、6.12円

最安値は、DVD-R for Dataの1GBあたり5.91円という数字。これに対し、HDDも2.5インチ500GBモデルが、1GBあたり8.24円と健闘しているのが目立つ。ちなみに焼いたDVD-Rは経年劣化するため、早かれ遅かれいつかそのデータは消える運命にある。もちろんそれはHDDも同じなのだが、まだHDDの方がデータの保護に関してはやりようがある事を考えると、HDDに移行してもいいような気がしている。

そもそもいちいちDVDに焼く手間を考えると、HDDで保存する方が楽ではある。また、焼いたデータをどのように運用するのかということも、どちらのメディアで保存するのかを検討する際の評価項目の上位に入れておくべきだろう。データを焼いたDVDをケースに入れて持ち出すのか、それともHDDに移して持ち運ぶのか。運用上、有利だと思われる方法をとればいい。個人的にはDVDに焼くのが面倒だから、HDDで保存する方法を採用したいところである。

それにしても改めて計算してみて、1GBあたりの単価が10円を切る値段にまで下がっている事実は驚きである。

日立グローバルストレージテクノロジーズ HTS545050B9A300 (500GB 9.5mm) ¥4,119
アマゾンの場合、¥ 5,980
すなわち、1GBあたり8.24円(アマゾンの場合1GBあたり12.0円)

日立グローバルストレージテクノロジーズ HTS547575A9E384 [750GB 9.5mm] ¥6,980
アマゾンの場合、¥ 8,335
すなわち、1GBあたり9.31円(アマゾンの場合1GBあたり11.1円)

太陽誘電製 That's DVD-Rデータ用 16倍速4.7GB 盤面アクアホワイト ワイドプリンタブル スピンドルケース50枚入 DR-47AWWY50BN ¥ 1,390
すなわち、1ケースあたり235GBの容量がある。
つまり1GB当たり5.91円

太陽誘電製 That's DVD-Rデータ用 8倍速8.5GB 片面2層ワイドプリンタブル スピンドルケース50枚入 DR-85WWY50BA ¥ 4,293
すなわち、1ケースあたり425GBの容量。
つまり1GBあたり10.1円


ちなみに日本独自の著作権保護企画であるCPRMに対応したDVD−R for Videoの場合

太陽誘電製 That's DVD-Rビデオ用 CPRM対応16倍速120分4.7GB ノンプリンタブル マットシルバー 手書き専用レーベル スピンドルケース50枚入 DR-C12STY50BN ¥ 1,438
つまり、1ケースあたり235GBの容量になるので
1GBあたり、6.12円である















レポートを書く予定のもの一覧

レポートを書いていない映画
「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」
「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」

レポートを書いていない本
「ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~ 」
「カラフル」
「リクルートのDNA」
「ルワンダ中央銀行総裁日記」
「田宮模型の仕事」
「天才 勝新太郎」
「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」
「思考の整理学」
「金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか」
食べる事、生きること、そして、そのために命を奪う、という事を豚を育てるという過程を通じて描いた映画。
妻夫木聡演じる新任教師、星が担任となる6年2組に子豚を連れて行く場面から映画はスタートする。終着地点での「食べる」という結末の重さはもちろんだが、そもそも豚を育てるという事の大変さは映画の前半部分で、保護者が学校に乗り込んでくる場面を見てもよくわかる。ただ、それでも豚を育て、その過程で体験する難しさや楽しさを描きつつ豚に感情を移入させていく子供たちは、卒業までの1年間で多くのことを学び、考えるのである。

クライマックスは、6年2組に残された時間が少なくなる中、クラスが大きな決断を迫られる場面であろう。クラスの意見は別れ、ディベートが始まる。「殺す必要はないのではないか」という子供がいる一方で、「食べるのと殺すのとでは意味が違う」と反論する子供もいる。そしてそうした議論を通じ、画面のこちら側にいる観客に対し、人間が生きるためには命が失われているのだという事実。人は食べなければ生きていけないのだという現実を伝えているのである。

映画の中に、残酷な場面は一切使われておらず、学校で教材として使うのもありだろうと思う。食べる、生きるという事を深く考えるという目的の為に、ぜひ家族ででも見てほしい映画である。

なお、原作は黒田恭史氏の『豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日』(ミネルヴァ書房 2003年)。

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アフリカの小国、ルワンダで1990年代に起きた民族対立が原因の虐殺事件を描いた映画。虐殺事件の大雑把な構図は、多数派のフツ族が、少数派のツチ族を襲うというもの。ただしそこに至る過程は複雑な軌跡を描いており、簡単に説明するのは難しい。ベルギーによる植民地支配と、その統治方法によって民族の分断が固定化されていくという構図が背景にあるのは間違いはないのだが。

映画は虐殺を描くこともあって緊迫感とともに進行。主人公は自身が勤めるホテルに1200人以上の被害者をかくまった実在のホテルマン「ポール・ルセサバギナ(Paul Rusesabagina)」で、彼が経験したできことが作中で描かれていく。民族が違うだけという、あまりに理不尽な理由で人が殺されていく場面が描かれ、やりきれない思いの残る映画である。時に人は熱狂の渦の中で鬼になれるのだという事を如実に示している。

公開直後から高い評価を受けていた作品ではあったが、交渉がまとまらず当初日本での劇場公開は予定されていなかった。しかしこの映画を見たい、公開すべきだとの熱意を持った評論家やファンの署名活動が配給会社を動かし、06年から日本国内で公開されるに至っている。

なお、年代は多少ずれるが1965年にルワンダの中央銀行に総裁として就任し、ルワンダ経済を成長させた服部正也氏が残した「ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)」という書籍では、この虐殺事件の背景となる章が追加されており、ルワンダ紛争理解の一助となるものと思われる。

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導入部でのユリ役を演じる永作博美の意外な登場シーンでスクリーンへと引きこむのだが、そこからの展開は割とのんびり。本当は回収したかった伏線なのだろう。強いて言うならばユリと松山ケンイチが演じるみるめの邂逅の役割を果たしたという事になるのだろうけれども。

映画自体としてはあまりない形の恋愛を、割と淡々と描いていく。タイトルが与えるインパクトとは裏腹なスローテンポの作品である。別に人のセックスを比較するような場面は出てはこない。まあ、面白いかな。素晴らしく面白いというレベルではないけれども。

気になったのが、作中に使われている挿入歌の武田カオリ with HAKASE-SUNが歌うANGEL。割とあと引く曲だと思う。


原作は、山崎ナオコーラの同名の小説である。
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 原作は横山秀夫さんの同名の小説クライマーズ・ハイなのだが、これを映像化した作品が二バージョン作られている。NHKがTVドラマとして製作した佐藤浩市主演のものと、映画として製作された堤真一主演版の2作品である。

 群馬の地方紙に務める悠木和雅という新聞記者をめぐり物語は進行していくが、佐藤の演じる悠木については若干インパクトに欠くきらいがある。ただし原作を読んだ人間としてはこちらの方がしっくり来るキャスティングだと感じた。
 対する堤真一バージョンは、力強さを感じるキャラクターとなっている。演者が違うのだから、主人公のイメージが変わるのは当然ではあるのだが、両方を見比べて、原作のイメージを抜きに映画を見た際には、堤真一バージョンの方がしっくり来るような印象を持った。

 劇中の進行は、佐藤浩市版が小説に沿った展開となっており150分(レンタルの場合前後編に別れておりそれぞれ75分ずつ)。原作の分量が分量なだけにこれは仕方ないか。一方、堤真一バージョンの方は142分となっており、佐藤浩市版との比較で8分ほど短くはなっている。ただし通常の映画と比べるとそれでも長い。堤真一バージョンは原作をうまくアレンジしているのが印象的で、長い原作をうまくまとめている。

 内容については、世界最大の航空機事故をめぐる1週間ほどの濃密な地方紙内部のやりとりを表現していて非常に面白い。原作と映像2作品とを見て心に残ったのは、少女を抱き抱える自衛官を描いた現場雑感のくだりと、特ダネを打つかどうかで緊迫する社内の描写の部分。ここは本当にスリリングだった。

 思えばあの事件は25年も前の話である。当時4名いた生存者の一人の年齢が同じだった事もあり、強烈に心に残る事件だった。ちなみに当時の事故機の様子を克明に表したレポートが残されており、中途半端な覚悟で読むとトラウマになるレベルの文章になっていると聞く。この作品はその事件を伝える側から見た際の葛藤を描いており、そういう点でも興味深い映像作品となっている。両作品とも面白かったです。

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4月28日に北京で行われたACLの北京vs川崎戦を取材するため、訪中しました。
宿泊地は北京市内のホテルで、ネットはgmailを含めて接続できていました。しかし、聞いていたとおり、一部の情報にはアクセス出来ないという実態を確認できました。動画は北京でのホテルでの接続実験です。



ちなみに中国国内ではgoogleには接続できますし、中国にとって都合のいい言葉での検索は問題ありません。
ただし中国共産党政府にとってマイナスになる言葉の場合、検索結果が出ないとかのレベルではなく、googleへのアクセスが完全にシャットアウトされてしまいます。
この動画では「天安門事件」という単語で検索すると、即座にgoogleへのアクセスが拒否されていることがわかると思います。
ちなみにgoogleで中国共産党政府にとってのNGワードを検索すると、しばらくgoogle本体へのアクセスが制限されます。その他のサイトへのアクセスが可能な状態なため、ネット全体がダウンしたわけではないということもこの動画では検証しています。



ということで中国共産党政府は必死で言論統制しようとしているんですが、どこまでその穴をふさぐことができるんでしょうかね。
 舞台は1928年のロサンジェルス。突如として失踪した幼い息子を探す母親の物語。と聞くと単純な親子愛映画なのかと思われるかもしれないが、実際はもうちょっと深い。当時のロサンジェルス市警の腐りきった体質がこの事件の根底にある。

 権力者を持つものの精神が腐ったときに、どれだけ恐ろしい結果になるのかは、有史以来幾多の権力者が実証してきたものだが、この映画はその怖さを改めて示してくれる。

 ほんとにひどい話なのだが、関係者がそれ相応の報いを受けているのが最低限の救いであろう。ちなみに実話が題材になっているとのことだ。

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なんとなくタイトルの語感が大げさなので、二の足を踏んでいたのだが評判のいい映画だったので借りてみた。
面白かった。
タイトルはバチスタ手術という心臓外科手術の名前に由来しており、これに関してはフィクションではない。

物語は、難易度の高い手術が連続して失敗するところから始まる。
その原因を究明すべく、竹内結子が演じる神経内科医の田口公子がチーム・バチスタのスタッフの事情聴取を開始。調査は行き詰まりを見せるが、そこに突如として阿部寛が演じる白鳥圭輔が登場し、物語は急展開を見せる。

高難易度の手術の失敗を殺人だと断じる白鳥と、それに引きずられるように冴えを見せ始める田口のコンビは、結果的に事件の真相を究明する。その落とし方が秀逸。えー、そういう事だったの?!という展開に誰もが驚かされるはずだ。

なお、wikipediaによると原作(チーム・バチスタの栄光(上) チーム・バチスタの栄光(下) は、『このミステリーがすごい!』大賞の受賞を、選考委員の満場一致で決めたとのこと。映画を見ただけでもその展開のすばらしさに驚かされただけに、原作が高い評価を受けるのもうなずける。原作を読みたいと思わされた映画だった。

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タイトルで二の足を踏んでいたんだけど、面白いとは聞いていたので見ることに。

舞台は何故かフィンランドで日本人女性が経営する食堂。意外ではあるのだが、その意外感がいやらしくなくていい。

ある日、小林聡美が演じる主人公サチエが、町で訳ありな感じのミドリ(片桐はいり)と出会う。

ミドリという登場人物の設定の中で、おそらくは、対人面で背負った後ろ向きな感情と、少しでも物事を良くしようという前向きな姿勢を共存させているところが興味深かった。
また、サチエがそうしたミドリをうまくコントロールしているところは、見ていて清々しかった。

中盤にもたいまさこ演じるマサコが登場し、アクセントを付けるが、多層的になる人間関係を混乱なく、そつなく描写するやり方はうまいなぁとうならされた。
日本人のコミュニティの中にフィンランド人?の役者さんがうまく融合される展開のうまさもよかった。

ニヤける感じの終わり方も好きでした。
このレビューは絶賛の部類になるのだろうか。
まあ、おすすめしたい映画です。原作も読んでみようかな。

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ライター仲間なんかと始めた蹴りトークですが、本日第一回のトークライブ中継をやることになりました。
テーマは浦和系です。
ライブをご覧になりたい方は、以下のURLを覗いてみてください。
スタートは本日20時からです。

ちなみに江藤は、随分前から入っていた用件のため、この日は不参加です。無念。


【蹴りトーク】
30日 20時スタート
URL:http://www.popschlager-tv.de/channel/keri-talk
◆第一回蹴りトークチェアマン
六川則夫さん

◆パネラー
河野正さん、岡田康宏さん、清水英斗さん、田中滋さん、中林良輔さん(途中参加の予定)
(パネラーの変更の可能性あり)

◆テーマ「浦和の敵は浦和である」



なにぶん初めてなもので色々と困った展開になりそうですが、多少大目に見てもらえれば幸いです。

川崎FのU21日本代表3選手

川崎Fvs浦和の試合が等々力で行われた。
この試合前に、アジア大会に出場し中国から帰国したばかりの3選手が挨拶をした。
薗田淳、登里享平、安藤駿介の3選手である。

サポーターへの挨拶後、少しだけ話をした。
いわく「ブーイングが当たり前で、ないとないなりに寂しかった」と頼もしい発言。
中国でもまれ、かなり成長したようである。

ちなみに過密日程だった事と周りに何も無い環境だったため、ほとんど宿舎にいたという。
現地は暑く、半袖短パンでOK。
また4人部屋にはテレビがなく、PS3を持ち込んだ薗田はPS3が置物になっていたらしい。
仕方ないので、ひたすらチームメイトと話しまくっていたという。

出場機会をもらえない選手が足をひっぱることもなく、非常にまとまっており
選手村の他競技の選手と積極的に交流していた。
そういう点ではうまく対応できていたようである。

あと、個別に対応してくれた中国人は優しくて、日本代表にブーイングしている現地人もノリでやっている感じだったとも話していた。
Face to Faceで目を吊り上げられるほど、人は強くはないという事だろうか。
まあ、04年のアジアカップ表彰式で見られたような例外はあるんだけど。

耐えて耐えて、初戴冠

もう少し主導権を握れるものと思っていたが、さすがにUAEは08年のU19アジアユースチャンピオンである。試合の大半を通じて、日本は守勢に回らざるをえない状態となる。ただ、それでも組織的な守備をベースとした固い守りでUAEの攻撃を跳ね返し、無失点の時間を伸ばしていく。
攻撃面では、永井謙佑のスピードを生かしそれほど多くのリスクを負わない戦いぶり。彼我の実力差を理解し、リスクをコントロールした戦いぶりだった。

過去の関塚監督のカップ戦での戦いを振り返ると、リスクをいかにコントロールするのかという部分に視点をおいた戦いが目立っていた。
例えば07年のACL準々決勝第2戦の等々力でのセパハン戦である。イスファハンでの第1戦を0−0で引き分け、アウェイで勝ち点1を奪ってホームへと戻ってきたこの試合で、関塚監督は思い切った采配を取れずにいた。ひとつには、アウェイゴールルールが適用されるため、セパハンに1点を先制された場合に勝利するためには2点以上が必要になるという点。そして、90分で試合が終わらない場合、30分の延長戦を加え、120分を戦う必要が出てくるという点である。
イスファハンというのはイランの内陸部にある古都で、日本からの移動にはUAEのドバイを経由し丸々1日を要する。イスファハンでの第1戦は9月19日。帰国後、9月23日のリーグ戦第26節の柏戦を経て、第2戦は9月26日に行われるという過密日程が強いられていた。川崎Fは往復の移動による疲労の蓄積がありフィジカルコンディション上非常に難しい戦いを強いられていたのである。

だからこそ、関塚監督は延長戦を見据えた選手交代が必要になるのと同時に、0−0の均衡した試合を、選手交代によって動かすことのリスクを警戒したのである。そのため、川崎Fの最初の交代采配は74分で、2枚目は延長戦突入後へとズレこむ事となる。ご存知のとおり、この試合は延長戦を終えても決着がつかず、PK戦で川崎Fは敗退する事となる。

同じく07年のナビスコ杯の決勝のG大阪戦も関塚監督の采配を知る上では参考になる試合であろう。川崎Fはそれまで採用し
機能していた4バックをやめ、この試合に合わせて3バックでの戦いを選択する。相手の意表をつきたかったという点があるのだろうが、裏をかき過ぎた側面があるのも否定できなかった。試合の方は、自分たちの良さを発揮できない一方、サイドを大きく使われた攻撃で失点を喫し、G大阪に栄冠を譲る事となった。

関塚監督の川崎F時代のこの2つの大一番に関しては、動いている試合に対しては何かを変える事に抑制的である一方、試合までの間にできるだけの準備をするという一面を見せており、それぞれに「慎重さ」というキーワードでくくれるものであろう。そして、そうした川崎F時代の戦いの傾向はこのアジア大会決勝の舞台でも垣間見ることができた。すなわち、1点をリードした74分以降、交代を我慢し続けた点である。特に前線からの献身的な守備により、明らかに疲労の色を見せていた永井を引っ張り続け、また同じように守備に走り回っていた東慶悟、山崎亮平といった選手の交代になかなか踏み切れずにいたのである。

戦力差が大きいため、いつ同点ゴールを喫してもおかしくなかったという点。そして、その場合延長戦が控えているという点を考慮していたのだろう。
UAEが失点の6分後に一気に2枚を代えた一方、日本代表の最初の交代采配は88分の東から富山貴光へのものまで待たねばならなかった。1−0で均衡した試合を交代采配で崩したくないという思い。そして延長戦を想定した上で、できるだけ使える手を先延ばしにしたいという思いがこれらの采配から見て取れた。
結局日本代表は追加時間まで無失点で凌ぎ切り、残す2枚の交代カードをそれぞれ90+2分、90+4分に切ることで時間を稼ぎ、タイムアップの瞬間を迎えるのである。

アジア大会における日本代表史上初の、そして関塚監督自身初の金メダルを手にすることになったこの決勝戦だが、彼我の戦力差の大きさが明らかな状況があり、そうしたなか守備的な采配を取らざるをえないという状況が関塚監督に追い風になっていたのは確実であろう。そして守備戦術をとる日本代表に永井という飛び道具が存在していたということも、金メダルの大きな要因だった。

ご存知のとおり今大会に臨んだU21日本代表は、所属クラブでの主力級が召集されておらず、またオーバーエイジも採用されていない。しかしこれからのアジア予選。そして五輪本戦に向け、招集に応じる選手は増えてくるはず。戦力が整備されていく中、つまり五角以上の戦いが可能となるこれからの戦いの中で、関塚監督がどこまで勝負に出られるのか。注目したいと思っている。
とはいえ、暗い話題の続いていた年代別代表の久しぶりの慶賀である。素直に喜びたいのと同時に、関塚監督と関塚監督を口説き落とした原博実技術委員長の仕事に敬意を表したいと思う。
明るい話題をありがとうございました。

74分の實藤友紀の決勝ゴール


UAEの決定機。2度クロスバーに当たってたまた振り返った安藤駿介の胸に飛び込むボール。
3分25秒ごろから。

ロンドン五輪世代一覧

2chで拾ったもの。

ロンドン五輪世代

GK
安藤駿介(川崎)、権田修一(F東京)、嘉味田隼(神戸)、守田達弥(京都)、大久保択生(横浜FC)、松本拓也(順天堂大学)、増田卓也(流通経済大学)

DF
當間建文(鹿島)、岡本拓也(浦和)、渡部大輔(大宮)、椋原健太(F東京)、吉田豊(甲府)、鎌田翔雅(千葉)、松原健(大分)、田中優毅(日本体育大学)、丸橋祐介(C大阪)、扇原貴宏(C大阪)
永田拓也(浦和)、酒井高徳(新潟)、古林将太(湘南)、酒井宏樹(柏)、阿部巧(横浜FC)、比嘉祐介(流通経済大学)、菅沼駿哉(G大阪)、内田達也(G大阪)、薗田淳(川崎)、大野和成(新潟)
鈴木大輔(新潟)、平出涼(F東京)、村松大輔(湘南)、遠藤航(湘南)、高橋祥平(東京V)、刀根亮輔(大分)、寺岡真弘(関西大学)、實藤友紀(高知大学)、丸山祐市(明治大学)、牟田雄祐(福岡大学)

MF
横竹翔(広島)、岡本知剛(広島)、丸谷拓也(広島)、金井貢史(横浜FM)、濱田水輝(浦和)、青木拓矢(大宮)、米本拓司(F東京)、幸野志有人(F東京)、益山司(大分)、下田光平(水戸)、山村和也(流通経済大学)
藤田息吹(慶應義塾大学)、黒木聖仁(C大阪)、山口螢(C大阪)、木暮郁哉(新潟)、山本康裕(磐田)、田邉草民(F東京)、茨田陽生(柏)、鈴木惇(福岡)、新井涼平(岐阜)、宮澤裕樹(札幌)、小手川宏基(大分)
井上裕大(大分)、風間宏希(ロウレターノ)、六平光成(中央大学)、柴崎岳(青森山田高校)、小島秀仁(前橋育英高校)、高橋峻希(浦和)、河野広貴(東京V)、古田寛幸(札幌)、登里享平(川崎)、中村太亮(京都)
金崎夢生(名古屋)、花井聖(名古屋)、清武弘嗣(C大阪)、山田直輝(浦和)、加藤大(新潟)、大竹洋平(F東京)、大津祐樹(柏)、堀米勇輝(甲府)、高木善朗(東京V)、小林祐希(東京V)、柿谷曜一朗(徳島)
内田健太(愛媛)、杉浦恭平(愛媛)、水沼宏太(栃木)、菊池大介(草津)、東慶悟(大分)、田中輝希(三菱養和)、香川真司(ドルトムント)、佐藤穣(グルベネ)

FW
宇佐美貴史(G大阪)、大塚翔平(G大阪)、大前元紀(清水)、大崎淳矢(広島)、齋藤学(横浜FM)、小野裕二(横浜FM)、原口元気(浦和)、山崎亮平(磐田)、小川慶治朗(神戸)、高木俊幸(東京V)、押谷祐樹(岐阜)
三上陽輔(札幌)、遠藤敬佑(水戸)、宮市亮(中京大学附属中京高校)、大迫勇也(鹿島)、永井龍(C大阪)、杉本健勇(C大阪)、端戸仁(横浜FM)、重松健太郎(F東京)、中村充孝(京都)、宮吉拓実(京都)
工藤壮人(柏)、南秀仁(東京V)、指宿洋史(サバデル)、永井謙佑(福岡大学)
まあ、ありがちな映画である。老人と若者が心を通わせるというストーリを、いくつかのテーマで描いていく。若干セント・オブ・ウーマン/夢の香りを思い出させるものがある。

この映画の中に出てくるテーマとしては、ひとつは家族。そしてもう一つが移民問題。そして、車である。この3者をうまく組み合わせて、物語は進行する。そして結末に向けて収束させるその手法が見事。

ラストをどう落とすのかと心配になるが、そう落としちゃうのか、というやり方。これは若干驚いた。
割と上位に評価されていたと記憶しているが、個人的には中の上、くらい。上位にまでは入ってこない。そういう映画でした。
ちなみに観る価値はあると思います。おすすめします。

中国の広州で行われているアジア大会準決勝が終了。
イランと対戦した日本代表は、イランに先制される苦しい試合展開を強いられるが水沼、永井のゴールにより逆転して決勝進出を決めた。

永井のドリブルが切れすぎてて素晴らしかった。
なお、決勝戦の相手は韓国を延長の末に下したUAEである。

今大会の韓国は、兵役免除対象大会という事もあり、本気のメンバーにオーバーエイジを加えたガチモードだった。
それに対し、日本代表は選手の所属クラブでの活躍を優先させており、レギュラークラスではない選手に大学生を加えた控え組の体制での参加だった。
そうした状況下でのこの健闘は、讃えられていいものなのは間違いない。

以下、サポティスタから転載したリスト
http://supportista.jp/2010/11/news09145405.html

GK
権田修一(F東京) 守田達弥(京都) 松本拓也(順天堂大)
DF
渡部大輔(大宮) 椋原健太(F東京) 村松大輔(湘南) 菅沼駿哉(G大阪)
丸橋祐介(C大阪) 吉田豊(甲府)
[U-19世代]
酒井高徳(新潟)

MF
香川真司(ドルトムント) 山田直輝(浦和) 高橋峻希(浦和) 青木拓矢(大宮)
米本拓司(F東京) 大竹洋平(F東京) 山本康裕(磐田) 金崎夢生(名古屋)
中村太亮(京都) 清武弘嗣(C大阪) 横竹翔(広島) 大津祐樹(柏)
鈴木惇(福岡) 河井陽介(慶應義塾大)
[U-19世代]
原口元気(浦和) 六平光成(中央大)

FW
大迫勇也(鹿島) 宮澤裕樹(札幌) 河野広貴(東京V) 押谷祐樹(岐阜)
柿谷曜一朗(徳島)
[U-19世代]
指宿洋史(CEサバデルFC)重松健太郎(F東京)宇佐美貴史(G大阪)

日本代表vsイラン代表 準決勝 ハイライト




韓国代表vsUAE代表 準決勝 延長後半ロスタイムの決勝ゴール

日本でもiPhone 4、SIMフリー版販売へ

日本でもiPhone 4、SIMフリー版販売へ
http://news.nicovideo.jp/watch/nw7919

日本通信、SIMフリー版「iPhone 4」と「talking b-microSIM」をセット販売
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1011/17/news098.html

そういう事はないのだろうと思っていたが、ついにiPhone 4のSIMフリー版が日本国内でも発売されるらしい。今回そのプランを発表したのは日本通信。日本通信はNTTドコモの回線を借りてサービスを展開するそうで、SOFTBANKのダメダメ回線にうんざりしている人には朗報であろう。

個人的に気になるのは、テザリングにもキャリアとして正式に対応している点。これが使えればデータ通信用に別キャリアと契約せずに済むため、かなり前のめりになっているところである。

プランの詳細については、本体価格を12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月で月割したものに回線利用料を加えた代金を、毎月支払うというもの。

ちなみに回線の月額基本料金は6260円。内訳は、通話基本料が980円で、定額データ通信料が月額5280円となっており、1050円分の無料通話がここに含まれているという。

月額基本料と、本体価格の支払いについては、12ヶ月の場合、月額12760円。24ヶ月で9510円。36ヶ月の場合、8430円。本体価格の支払いが終了すると、それ以降は月額基本料の6260円のみの支払いとなる。

なお、今回提供されるiPhone 4は、16Gのブラックで、端末代として支払い総額は、36ヶ月の場合、2170円×36ヶ月で78120円。24ヶ月は、3250円×24で、78000円。12ヶ月が6500円×12で、78000円となる。

仮に支払いの途中で解約した場合でも、解約料は発生しない。ただし、当然のことながら毎月の端末代の月賦支払いは継続される。

首都圏にいた場合、SOFTBANKの電波の悪さは感じないが、地方に行った場合は壊滅的。またサッカー場など人が多く集まる環境では、ほとんど使いものにならない現状があるため、個人的に検討してみようかと思っているところである。
分かりやすく、立派な質問でした。柳田前法相についての任命責任等々についての質問です。

野党転落の自民党には人材がいないようにも思っていましたがそうでもなさそうですね。
しかし、これだけ突っ込まれる事案満載の民主党もどうしようもないわけだけど。
19分頃、丸川さんが管首相に対して子供に諭すように言ってて肝が座ってるなと思いました。

それから一番最後に、蓮舫議員に対して質問しているんですが、これは正鵠を射ていると思いますね。

民主党は蓮舫議員などを立てて仕分けを行い、予算を削減しています。
そして仕分けたものについては、今後予算復活しないようにしたいと蓮舫議員は発言しています。
ところが今回民主党が組んだ補正予算案の中に、仕分けた事業が含まれている。
だから、蓮舫議員はこの予算を承認しないですよね、と丸川議員。

それに対し、蓮舫議員は一度聞き流し、最終的に予算を承認する方向で考えている旨、答弁します。
時間が超過しているため、論戦にならないのが残念なところですが。

なかなか面白かったです。

北朝鮮との間で行われたアジア大会決勝で、なでしこが勝利。
見事名初優勝を飾った。

岩清水さんのあのヘディング、うまかったなぁ。

それにしても、女子の競争力は高い。
男子との違いが良く囁かれるところだが、生きる力そのものが弱くなってる気がするんだよなぁ、男子。
そこら辺の事は後日、改めて。

第89回高校選手権 組み合わせ抽選会

11月22日、第89回高校選手権の組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決定した。

個人的には、地元大分県代表の動向と共に来季川崎フロンターレ入りする選手の動向も気になっていた。
そんなわけで、谷尾昂也が所属する米子北と大島僚太が所属する静岡学園が1回戦で対戦し、その会場が等々力競技場で、さらにいうと、その等々力会場の1試合目で大分県代表の鶴崎高校が茨城県代表の鹿島学園と対戦するという組み合わせになり少々驚いているところである。

大会1回戦は、12月31日に関東近郊の8会場で開催。基本的に1会場2試合で進められ、1試合目が12時05分キックオフ。2試合目は14時10分のキックオフである。

ちなみに恒例の開幕戦は、12月30日の13時10分に国立競技場でキックオフ。
対戦カードは東京B代表の駒澤大高対熊本県代表の大津となり、開催地東京のチームの出場という事でかなりの盛り上がりが予想される。

さて、今年の選手権ではどんなドラマが待っているのだろうか。
事前知識抜きで見た場合、確実に宗教系だろうと感じさせられるサークル勧誘活動で映画はスタート。

謎が徐々に解きほぐされていく過程が映画の内容とは違い精緻に出来ているため、引き込まれる展開となる。
レナウン娘とかありえない訳だけど。

で、なるほど、こういうことかと納得してから新しい展開となる。
そうしたプロットを見ていると、よく練られていると感じるのだが
もしかしたらそうした定石のようなフォーマットがあるのかもしれない。
それくらいにプロットは流れるように進行していく。

純粋にコメディであるという事を割り切れるのであれば、悪くはない映画である。

楽天レンタルで「鴨川ホルモー」を借りる。ちなみに現在50円キャンペーン中。2010年12月末まで

リアリティを伴って描かれるある若者の日常と、そこに振って湧いてくる借金の怖さがによって物語はスタートする。安易な借金と複利効果の恐ろしさに打ちのめされた主人公に、人生逆転をかけたゲームが提示される。
現実離れした設定ではあるのだが、行われるゲームが簡単なルールであるのがポイント。
見ている側としては非常に分かりやすく映画が進行するのはいいと思う。
原作を映画にしているため、圧縮された内容ではあるが、映画向けに付け加えられたエピソードもあって、うまくまとめられているという印象。
エンターテインメントとして楽しめる映画である。
主演の藤原竜也の好演に加え、友情出演の形で松山ケンイチも出演しており、アクセントになっている。

楽天レンタルで「カイジ 人生逆転ゲーム」を借りる。ちなみに現在50円キャンペーン中。2010年12月末まで

川崎フロンターレが現在までに発表した来季の新加入選手一覧。

これだけ取るのも意外だが、これだけ取ってしまうと即戦力クラスの枠があるのか、心配になります。
ちなみに大卒が3選手。高卒が3選手。

大卒選手に関しては、田坂祐介、菊地光将、横山知伸の代の活躍が図抜けている。
やはり大卒選手は計算できるという点で安心感がある。
その一方で、高卒選手が思うように結果を残せていないのは気になるところ。
大学で育った選手を新卒で取るコストと、高卒の選手をクラブで育てるコストとを比較した場合後者の方が高くなるのは仕方ない。
それでも高卒選手を取りに行く姿勢は評価したいところ。育成システムの成熟にもつながるはずだし。

まあいずれにしても、ここから新卒の彼らがどんな成長を見せるのか、楽しみである。


實藤友紀(さねとう・ゆうき) DF 
昭和イレブン(徳島県) ─ 徳島FCリベリモ(徳島県)[徳島市立昭和小学校(徳島県)] ─ 徳島市立富田中学校(徳島県) ─ 徳島県立城南高校(徳島県) ─ 高知大学(高知県)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/0422_1.html

田中雄大(たなか・ゆうだい) DF
三上JFC(滋賀県)[野洲市立三上小学校(滋賀県)] ─ YASUユース(滋賀県)[滋賀県立野洲中学校(滋賀県)] ─ 滋賀県立野洲高校(滋賀県) ─ 関西大学(大阪府)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/0616_1.html

谷尾昂也(たにお・こうや) FW 
河原FC(鳥取県)[鳥取市立河原第一小学校(鳥取県)] ─ みわサッカークラブ(鳥取県)[鳥取市立河原中学校(鳥取県)] ─ 米子北高校(鳥取県)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/0914_12.html

棗佑喜(なつめ・ゆうき) FW 
武生FCブルーキッズ(福井県)[武生市立白山小学校(福井県)] ─ 武生FC Jr.ユース(福井県)[武生市立武生第五中学校(福井県)] ─ 福井県立丸岡高校(福井県) ─ 駒澤大学(東京都)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/1001_1.html

福森晃斗(ふくもり・あきと) DF
FC高谷04(神奈川県)[藤沢市立高谷小学校(神奈川県)] ─ 藤沢市立村岡中学校(神奈川県) ─ 桐光学園高校(神奈川県)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/1015_1.html

大島僚太(おおしま・りょうた) MF
船越SSS(静岡県)[静岡市立清水船越小学校(静岡県)] ─ 静岡学園中学校(静岡県) ─ 静岡学園高校(静岡県)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/1111_1.html
昔からこの映画は好きだった。
まずはタンゴのシーン。少々ありえない舞台設定ではあるのだが、印象的な場面に仕上がっていて好きである。
そして、クライマックスの弁護シーン。
結論ありきの公聴会の中、一人で乗り込んで熱弁をふるい一人の若者の将来を救う。
在校生のほとんどすべてが疑問に思っていたこの出来レースをぶち壊した事で喝采を得るのである。

かっこいいくせに、しんみりとするのが嫌いな大佐は、心を通じたチャーリーとの別れをあっさりと切り上げる。
泣きたくないのだろう。そして、ありえないほどの豪華な休日から、何気ない日常へと戻る。
そこのオンオフの落差も、この映画を印象づける役割を果たしていた。

言葉が力を持つという事をはっきりと示しているという映画である事も含めて、おすすめの作品である。

楽天レンタルで「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」を借りる。ちなみに現在50円キャンペーン中。2010年12月末まで

炭鉱とフラダンス 「フラガール」

うらびれた炭鉱の町で実際に起きた話。

炭鉱をテーマにした映画というと、真っ先にイギリス映画が思い浮かぶが
この映画も、そうしたうら寂しい炭鉱の町の雰囲気を出しつつ展開していく。

炭鉱が行き詰まりを見せる世相が背景にあり、その先細っていく町で
若い女性が華やかに踊るフラダンスは、暗い世相と対照的な明るさを持つ。
誰もが頭を下げざるを得ない状況にあっても、前を向こうよ、というようなメッセージが
そういう押し付けがましさを全く伴わずに込められているような、そんな映画である。
主演の蒼井優の好演が光っていた。

ちなみにモデルになったのは「常磐ハワイアンセンター」です。

楽天レンタルで「フラガール」を借りる。ちなみに現在50円キャンペーン中。2010年12月末まで

今まで我が家のMacBook ProでWindows用のソフトを動かすにはBootCampを使うしかないと思っていた。
しかし、色々調べていくとmikuinstallerというものがあることが判明。
実際にインストールしてみたが、使いたかった画像編集ソフトIrfanView32がこれで動くことが判明。
いやー、驚いたなっす。

PCの世界ってほんと、なんでもありだなぁと思う今日このごろである。

接戦をモノに 日本対タイ

アジア大会を戦うU21日本代表が、タイとの準々決勝を終えた。
ここまでの日本の戦いぶりを見ていただけに、楽な戦いを予想していたが、その予想はあっという間に覆される。

フル代表経験者を数多く含むタイ代表の攻撃に対し、日本代表は押し込まれる時間帯が続くのである。

日本代表はこれまでと同様、中盤からの仕掛けをベースとして局面を打開し、最後は永井謙佑のスピードを生かそうとする攻撃スタイルをとる。しかし、過密日程がたたったのか、運動量が上がらない。その一方で、テクニックでは見劣りするタイが、ハードワークすることで優位性を保ち試合のペースを掴むのである。



ボールを保持される展開の中、踏ん張ったのが守備陣である。ここまでの対戦カードにも恵まれていたが、日本代表はここまで無失点。安藤駿介を中心とした堅守はこの日も健在だった。

先制点は、前半終了間際の45分の事。東慶悟
がエリア内へと持ち込んだ攻撃を一旦止められるが、このこぼれ球を山崎亮平と山口螢とでサンドして奪い返し、攻守が再転換。フォローした永井謙佑から山崎へとパスが渡り、鋭い突破でエリア内に進入。完全に崩して折り返したマイナスのクロスを、東が落ち着いて決めた。

追加点の欲しい日本代表ではあったが、思うに任せないまま時間だけが経過。タイ代表の猛攻撃にさらされる時間が続いた。しかしきっちりとタイの攻撃をしのぎ無失点で試合を終えることができたのは賞賛されてしかるべきことであろう。

主導権を握られた試合ではあったが、集中した守備陣と、ワンチャンスを確実に決めた攻撃陣がうまく噛み合い、1-0で勝利。見事に準決勝進出を決めた。

準決勝の相手は強豪イラン。勝てば決勝。負けても三位決定戦である。確実にもう2試合戦える事になったという点で、非常に大きな勝利だった。
時間がない朝は、電子レンジで食パンが楽でいいが
最近は一味変えたい時にスライスチーズを利用している。

ということで、今回買ってみたのが雪印のとろけるスライスである。
これがシートから剥がれやすく、使いやすい。
先日紹介した十勝 とろけるスライスとは比べ物にならなかった。

これからはたぶんこの商品で固定である。
ちなみに味の方は、チーズでした。
当たり前か。

日本vsインド

実力に差がありすぎた。
中国は日本を下すことを前提に、この組み合わせを考えたと言われているがまあそう思われても仕方のないユルさ。

逆の山がタフなだけに、尚更のこと、ユルさが目立ってしまう。

しかし、関塚さんは良いチームを作る。
そして結果を出すことで、チームは注目を集める。
いい循環の中、この代表に選ばれた選手が成長し、注目されて価値を高める。
それっていい事だと思う。

まあ、4人を抜かれた川崎はえらいことになってるんだけどね。

弱腰政府

政府が弱腰だから、領土問題で付け込まれる。
尖閣問題の直後に、ロシアが北方領土で行動を起こしたのは偶然ではない。

それにしても不満なのが、問題の本質を議論しようとしないマスコミのあり方である。
そもそも領土問題でこれだけやられ続けているのは軍隊がないから。
自衛力と行動力の大半を米軍に依存している日本は、独自に行動を起こせない状況にある。
そうした現状を解説し、だから憲法改正について議論しましょう、という報道は全く見られない。

もう、いい加減軍事的なアレルギーや、原理主義的な軍事への反発からは脱却すべきなのではと思う。
まあ、周辺国がそうさせないんだろうけど。
軍隊がないほうが都合いいからね。
天皇杯4回戦で川崎F敗退。
時間の経過と共に、運動量で山形に上回れてしまった。しかし、山形の走力は素晴らしかった。

話は変わるが、試合前、エビステーキかつドックを食べた。
初めて食べたのだがエビカツとレタスの食感とのバランスがありえないくらいに高く、非常にうまかった。
等々力でのスタジアムグルメの、結構上位にランクされる味だった。また食べに行かねば。

2010年 Jリーグ スタジアムグルメ大賞
先日たまたま見たNHKのトップランナーが、この本の表紙を手がけた松尾たいこさんの回だった。全く知らないイラストレーターさんだったのだが、見ているうちにその作風に引きこまれ、気がついたらこのクライマーズ・ハイが紹介され、それが頭に残っていた。

これまたたまたまなのだが、図書館から、予約していた本が届いたとの連絡があり引き取りに行ったところ返却本の所にこの本が並べられていた。表紙のイラストが鮮やかな事もあり、すぐにTVで映しだされていた本だと認識。これも何かの縁だろう、ということでその場で借りることにした。

こうした本は、読み始めが一番難しい。作者が描き出そうとする世界観がなかなか見えてこないからである。そこで退屈してしまうのか、それともそれを乗り越えるのか。立ち上がりは大事な時間帯であると言える。

現在と、17年前の事故の直後とを自在に行き来するこの小説の構成は、正直な話それほど親切なものではない。大きな意味で章立てされているわけでもなく、読むものはその時点ごとに本が描く時間軸を読み取らねばならない。まあ、それほど難しいことでもないのだが。

この本のクライマックスは、事故原因である圧力隔壁の損傷についてのスクープを紙面に掲載させるかどうかを判断する場面で一致するだろう。主人公はどうするのか。どう判断するのか。一刻も早く先を読みたい、と思わせる筆力は見事だった。

事件を主題に、人間関係やその心理描写もなされておりこれまた精緻で見事である。筆者自身が実体験した事件だということも大きいのだろうが。

いずれにせよ、いい本でした。


先日楽天レンタルで借りた河童のクゥと夏休みが素晴らしかった。正直な話、すこしばかり油断していたのだが、まさかこんな展開になろうとは、という作品だった。
まずよかったのが、そのプロット。主人公となるクゥと康一、そして康一の家族との交流を軸に物語は進行する。その過程は飽くまでも平和的で、構築されていくクゥと康一の家族との絆は、それがずっと続いて行ってほしいとの願望を生み出させるモノだった。

そうしたきれいな関係と同時進行させるように、子供たちの間に確実に存在するいじめの問題をクローズアップさせ、さらに群衆による数の暴力をも描き出していくのは驚異的な表現力と言わざるをえない。

真正面から向き合うにはあまりに手垢が付き過ぎた友情、家族愛、そして命の大事さというテーマを、河童を登場させるというありえない舞台設定により、すんなりと伝える良作だった。

キネマ旬報の2007年の年間5位にランクしたその実力は本物である。日常に埋没することなどありえない子供から、日常に疲れた果てた大人まで、幅広い層に親しまれるであろう映画である。ぜひ、一度見てほしい映画である。

なお、監督の原恵一氏は、アニメ映画として名作として知られる『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』などを手がけている方。どおりで、と映画の完成度に納得してしまった。

楽天レンタルで「河童のクゥと夏休み」を借りる。ちなみに現在50円キャンペーン中。2010年12月末まで






楽天レンタル

オンラインレンタルサービスの楽天レンタルが、DVD、CDの10泊11日50円キャンペーンというのをやっている。
99円の商品が、期間限定で50円になるという。
オンラインレンタルは、これまで月額いくらで何枚、という会員制度を取っているものしか知らなかったが、この楽天レンタルは、スポットレンタルという制度が用意されていて、その都度1作品いくらという形態でレンタルが可能になっていた。
ということで、ものは試しと会員登録して借りてみることにした。

ちなみに送料は、1枚から2枚までが200円。3枚から4枚が300円といった感じ(スポットレンタル送料一覧)。
50円の作品の場合、4作品借りて500円。1作品当たり125円ということで、これは安い。
近所のツタヤでキャンペーンしているが、4枚1週間で1000円だから半額である。

ということで今回借りたのは、キネマ旬報ベストテンの2007年の外国映画の1位長江哀歌(ちょうこうエレジー)、同じく2007年の日本映画5位の河童のクゥと夏休みなど4作品。

6日の夜に発注。7日に発送の連絡が来て、8日の午後に到着した。
レンタル期間のスタートは発送日の7日で、返却は17日必着だとのこと。
返却が遅れた場合、1日あたり1作品80円が延滞料として加算されていく。

メール便にて届いた封筒を見てみたが、自分の住所が張り付けられた部分を切り取ると、そのまま返却用封筒になるという仕組み。
必要な切手も貼り付けられており、観終わったらそのままポストに投函すればいい。

発送に関しては、1日でOKだったため、返信には2日。合計3日間分のマージンを見たほうがいいということで、実質7泊8日のレンタルと考えるべきだろう。50円の期間中、使い倒そうかと思っているところだ。


これが到着したDVD4枚と、返信用の切手が貼られた封筒。
DVDの記録面はかなり傷が付いていた。レンタル店に出荷していたものを回収して使っているのかもしれない。
明治の「十勝 とろけるスライス」チーズ8枚入りを買ってみたが
どうにもフイルムがはがれにくくて仕方ない。
チーズ自体は美味しいのだが、不便すぎてだめ。
今後は多分買わない。

十一面観音巡礼

十一面観音巡礼


図書館の新蔵書コーナーに置かれてあったものを何気なく借りてきたのだが、これがなかなか骨のある本で読むのに苦労した。作者の中では当たり前な存在なのであろう固有名詞をあっさりと表記し続けており、その固有名詞がなんなのか、理解するに至る前に上方の洪水の中でもがき続け無ければならないという状態に陥るのである。

若干消化不良 「重力ピエロ」

重力ピエロ

原作を読んでから、映画を見てみた。小説では綿密に表現され、張り巡らされていた伏線を、時間の関係か、それほど用意できていないのが若干残念なところ。映像で見てみたいと感じていた原作のコミカルな表現が失われていたのも残念なところ。イメージしていた主人公像とズレがあるのはまあ、仕方ないところ。伊坂幸太郎氏の脳内でシンクロしているのなら全く問題のないこと。

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母なる証明

すこしばかり知恵遅れの息子を持つ母親の物語。田舎町で起きた殺人事件の容疑者として、息子が逮捕された母親が息子の無実を晴らすべく奔走する、という映画。端々に暗示が用意されていて、よく作りこまれている。

まあしかし、母親の情念というのは怖いものがあるね。

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なぜだかソラニンを見たあとに連続して天然コケッコーをみてしまった。共に若者の恋愛映画。特に天然コケッコーの方は何もかもが瑞々しくて、色々と大変な映画である。

ソラニン
現代の若者(2000年代)の生活感を、リズム感よく表現した映画。作中の大事な要素として、音楽が絡んでて、感化されるものがあった。端々で役者が下手なのが気になるし、端々で痛いんだけど、まあ許容範囲。そういう展開になるとはなぁ、という感じ。

天然コケッコー
ありきたりなプロット。田舎町に東京から転校生がやってきて、恋に落ちる。ただ、それだけの映画。だけど、それだけのものをうまく広げて、停滞感なく見せる手法はお見事。パートナー不在の中年期の人が見るには辛い映画かも。心してみるように。


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オシムの伝言

千田善さんのオシムの伝言、読了。千田さんというと頼りない印象があったが、高校時代はサッカー部のキャプテンを務めていて、オシムさんのファンでもあったという。ファンが通訳になり、そして日本代表とオシムさんとどのような戦いを続けてきていたのか、よくわかる良書である。サッカーをよく知り、オシムさんをリスペクトし、そして語学堪能な方が通訳を務めていたということもオシムさんの日本代表が成長を続けたひとつの理由なのだろう。
大半はオシム監督とのやりとりなのだが、一箇所、ボスニアの戦争に言及した部分があり、そこで泣きそうになった。ユーゴスラビアという悲劇について、あまりにも知らなすぎる。


新調したMacBook Pro 2.4GHz Core 2 Duo/13.3 MC374J/Aで、まず行ったのが、テープ起こしの環境整備です。

MacBook Pro 2.4GHz Core 2 Duo/13.3 MC374J/AにはBootCampというソフトが標準で組み込まれており、これを使うとWindowsのインストールが可能になる。
なにかとWindows用ソフトは使う場面が多いこともあり、Windows7の販売状況を調べてみた。

ノーマルなWindows7は、2万円ほどで購入が可能。
Windows 7 Home Premium 20202円 
Windows 7 Professional 30590円 
Windows 7 Ultimate 31360円

ところが調べてみると、OSのOEM版とも言えるDSP版というものが販売されている事がわかった。DSP版というのは特定のハードウェアとセットで利用することを前提に売られているWindowsで、MicroSoftがPCメーカーの製品版PCにOSを安価に提供しているのと理屈は同じというものである。
DSP版のWindowsに関しては、セットで利用するハードウェアについてユーザーが選べるとのことで、500GBの内蔵HDDとのセットでの購入を検討した。
ちなみにツクモでは、Hitachi製の500GBHDD+Windows7 ProfessionalDSP版のセットが20480円である。HDD単品の価格が4880円であることを考えると、15000円ほどお得なのがわかる。

ちなみにamazonではこういうセットもある。
Windows7 Professional 64-bit 日本語版OEM 中古メモリセット 15480円
内蔵HDDが不要で、かつ中古メモリーを使いこなせる場合には検討に値するものと思います。

ということでHDDの換装について調べると、AppleではMBPのマニュアルに換装の方法が示されているのである。某P社のLとは大違いである。

話は違うが、南アに持っていったLet'sNote S9は、大会期間中に大切な写真データや精算ファイルなどを保存したままHDDがクラッシュ。ゴツゴツとした巨大な文鎮と化していた。帰国後HDDを取り出そうと調べるがどこにもそうした技術情報がない。
電話でP社に問い合わせても「すみませんユーザーさんがHDDのを取り出すことを想定していないので」と言われてしまった。

ちなみにIBMもThinkPadに関しては詳細な図入りの技術情報を公開しており、そういう部分では日米の、電気製品に対するスタンスの違いが出ている事例なのかもしれない。

そんなこんなでWindows7について調べていると、MicroSoftでは自社ソフトの販売で面白い制度を取っている事が判明。管理者向けに、年間23000円で評価版を利用する権利を与えるというものである。MBPでWindows7とMicroSoft社製ソフトとを運用できるか、検証したいこともあって、その制度を利用するのが一番なのかなと思っているところだ。

ちなみに現在のところMacOSでやりたいことが出来ているため、Windows7を導入すべきか、悩み中です。


MBP用液晶保護フィルム

帰宅後、早速MacBook Pro 13.3 MC374J/Aに液晶保護フィルムを貼ることに。

妥協して購入したELECOMの MacBookPro用液晶保護フィルム マット 13.3インチワイド EF-FLAMP13はどんな塩梅なのか。

斜めになっているように見えて貼り直し。フィルムの粘着面にゴミが入っているように見えて貼り直し。
そんなこんなで時間をかけて、一発目では無理だと諦めて数個の気泡がある状態で妥協して貼り終えてみる。

その状態で気泡を、付属のへらで押し付けると不思議なことに気泡が消えていく。
粘着面の作りがそうなっているらしい。これはすごかった。

そんなこんなで悪戦苦闘しながらも、なんとか保護フィルムを貼りつけて電源オン。
各種設定を進めてMacLifeがスタートしました。

ちなみにこれは気になったこと。
中身を取り出す際に、内部の緩衝材に傷が入っていたり、モニター表面に拭いた跡が見つかったり、OSバックアップ用のDVDのケースに指紋がベッタリと付いていたり。
これ、Appleの仕事としてどうなんだろうか、という梱包でかなりがっかり。
再生品とかじゃないよね。




長年連れ添ったThinkPad X40がトラブル。
日本代表が韓国代表に惨敗した夜に液晶表示で問題が発生し、全く画面が見られなくなってしまった。
南ア取材に関してはLet'sNote S9を借りることができたため問題はなかった。
ただしいずれにしてもパソコンがない状態に変わりはなく、南アから帰ってきたことを契機にノートを新調することに。
当初はThinkPad シリーズの後継機を買う予定にしていたが南アで使っていたLet'sNoteがあまりに快適で、Let'sNoteに気持ちが揺れていた。
そんな時、パソコンを購入しなければとのTwitterでのつぶやきに数名のフォロワーが反応。「MacBook Proがいいよ」と。
「またまたご冗談を」状態だったのだが、エミュレーションではない、ネイティブな環境でWindowsが走ると聞いて、ホンマかいなと調べてみることに。
するとMacではBootCampという環境?が用意されていて、これを使うとMacのハードウェア構成でWindowsが走る事が判明。そこで興味をもつようになる。

値段を調べると、今回南アに持って行ったLet'sNoteのS9が20万円オーバー。ところがMacBook Pro 2.4GHz Core 2 Duo/13.3 MC374J/Aは12万円弱で販売されている。
CPUだけはS9がcore i5を積んでいたのに対し、MacBook Pro13inchが一世代前のCore2Duoで、その点が気に食わなかったが、色々と調べるとそれほど悪いCPUでは無いらしいことが判明。ということで一気に購入へ傾く。

この時点で購入を躊躇するポイントとして、1)テープ起こしの環境が作れるのか。2)画像処理のソフトがあるのか、の2点。

1)に関してはApple Scriptというものを使って環境設定が可能だとのこと。
2)に関しても、そうした用途で使えるソフトがありそうだとのこと。
また、最悪の場合Windows7をインストールすればいいかと割り切ることにする。

そこでまずは値段である。
価格コムで調べたところ、ヤマダ電機では定価から5000円を引き、ポイントも20%程度付けてくれるという。これはポイントというのが気に食わないが、実質的に9万円で購入が可能だとのこと。Appleでは値引きしないものと思っていただけにこれは意外な情報だった。ということで大筋で購入を決意。

8月11日にビックカメラ新宿西口店へ。
MacBookPro 13を目指すが、販売員がリスタートを行っている最中で、後ろで覗き込んでいたら「チッ」と舌打ちされたので、そのまま価格交渉せずに店を出る。ちなみに値段は定価で、ポイントも5%だった。

続いてヤマダ電機新宿東口店へ。MacBookPro 13を見ていると、斜め後ろに店員が立ったので、すぐに値段を聞く。
5000円引きの109800円にポイントが18%付くとのこと。そこで価格コムでは最大で23%ほど付いた事例がある旨伝えると、キャンペーンだったのでとのこと。
20%が限界だと言われるが、もう少し粘ると1%を追加してくれるとのこと。
あまり粘ってもそれ以上は難しいだろうと判断し、ポイントは21%で手を打つことにした。

光沢タイプのディスプレーは目が疲れそうなので、非光沢(アンチグレア)タイプの液晶保護フィルムを買おうと店員に相談。Amazonで評判のレイアウト社製の アルミニウムMacBook用 AGコーテイングフィルムを購入したかったが、在庫なし。仕方なく東口のビックカメラ、続いてヨドバシカメラとはしごするが、見つからず。再び西口のビックカメラにまで足を伸ばすがここでも見つからなかったため、結局ELECOMの MacBookPro用液晶保護フィルム マット 13.3インチワイド EF-FLAMP13を購入した。




宮崎牛の危機

川崎市内に北京という焼肉屋がある。何度かチーム関係者に連れていってもらったことがあるのだが、ぶっきらぼうな接客や飾りっけのない内装からは想像できないほどの肉を出してくれる名店である。うますぎて思わず腹一杯に食べてしまうのだが、食後に問題がある。肉がこってりしており、1ヶ月くらいは肉はもういいや、という気持ちになるのである。もちろんそうした思いは時間が解決してくれるので、懲りずにまた行きたくなるのだが。

ガッツリと肉を食べるとどれだけ高級な肉であろうとも脂に当たるのだとの認識を持ったのはこの店の味を覚えたからである。そしてだからこそ、驚かされた。宮崎牛のうまさにである。

川崎は毎年宮崎でシーズン前のキャンプを行っている。その取材のため毎年宮崎に短期間出張するのだが、そこで一軒の焼肉屋に出会った。ハナが利き、舌が肥えた新聞記者が彼らの足で探し当てたその店の肉は驚きのレベルだった。それは伽耶という焼肉屋だった。

焼肉屋の王道というと、カルビかロースになるのだろうか。だから初めて訪れたときもカルビの注文はあるものと思っていた。ところがその新聞記者は「カルビは濃いからロースで十分」と話すのである。その真意は肉がくればわかるのだろう思いつつ、注文から数分後。我々の目の前に供された肉は見た目にも極上な肉に思えた。

焼きすぎに注意しつつ、食すと、これが柔らかくロースながらも濃厚な肉汁が滲み出てくる素晴らしい肉だった。某有名チェーン店のエース級店舗ではおそらく倍以上の値段をとるのだろうと思われる肉が、リーズナブルに供されるのである。その味と値段のアンバランスに興奮しつつ、次から次へと注文し、ハシを進めた。

場に居合わせた全員が満腹感を少々オーバーするくらいにまで食べて晩餐は終了するのだが、驚くべきは食後の胃袋の軽さである。翌日でもすぐに再訪したいと思えるのである。前述の北京では、満腹にまで食すると、1ヶ月の強制的な肉絶ち感に襲われるのとは大違いなのである。

お店の雰囲気も、店員さんの控えめさも、そして味と値段を勘案したコストパフォーマンスでもこれまでの人生の中で訪れてきた全ての焼肉店に勝る味を実現していたのは、もちろんお店の頑張りがあって、そして彼らの誇りを満たす宮崎牛と言うブランド牛があったからだろうと勝手に思っている。

だからこそ、今回の口蹄疫の被害が心配でならない。畜産農家の苦労はもちろんのこと、その牛肉を提供する末端の店舗への影響が心配でならない。

こんな事を考えるのは、もしかしたら変な感情なのかもしれない。ただ、うまいものを納得の価格で食べさせてくれる店舗に対し、感謝の気持ちを持つことに日本人の多くは同意してくれるはず。ぼくは食後に、お店の人に「ごちそうさま。ありがとう」と言えることが幸せだと思っている。当然の対価を支払っていてもだ。

そんな、食に対する謙虚な感謝の気持ちを持たせてくれた店舗が危機に陥っている。そして肉そのものが、危機に瀕している。それも人災とも言える不作為ででだ。もっと早くに対応できたはずじゃないのかと。だから今回の口蹄疫の問題に関しては、早くから気にかけていた。対応の権限を持つ赤松大臣の外遊という事実と、マスメディアの驚くべき無関心さと、現場での被害の拡大とのギャップとをリアルタイムで追いかけながら、この恐るべき状況はなんなのだろうかと思っていた。なんで政府は農家を見殺しにするのだろうかと、思っていた。政治家が、その職務を放棄している現状が許せなかった。

事ここに至り、ようやく政府は彼らの権限により、重い腰を上げた。しかし、そうした対応をこの段階でとるのであれば、もっと早くに同等の権限を行使して、封じ込めたはず。そうすれば、ここまで被害は広がらなかったのではないのかと、そう思う。いずれにしても宮崎のあの素晴らしい肉牛は甚大な被害を被った。そこからの再生の道のりは長く果てしないと思う。だからこそ、出来る事は手伝いたいと思うのである。

みなさんの力で、宮崎県の畜産農家を助けて下さい。助力の一翼を担って下さい。お願いします。

宮崎県口蹄疫被害義援金
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/341007/index.html

野中広務の発言

野中広務氏がマスコミ対策として知識人に現金をばらまいていたと告白したことでマスメディアの主張の独立性が虚構だった可能性が露見してしまった。これは日本のジャーナリズムに対して大打撃になるだろう。

そもそも野中氏の告発の意図がわからない。自民党にダメージを与えたかったのか、民主党を牽制したかったのか。表向きは悪弊を断ち切りたかったとの事だが、どうなんだろうか。

いずれにせよ、野中氏の告白はメディアの独立性への不信感を増幅させることとなる。野中氏は小渕内閣時に務めていた官房長官在任中に官房機密費(内閣官房報償費)を「1カ月に5000万円から7000万円くらい使っていた」と述べており、その一部がジャーナリストにもわたっているとしている。

歴代の長官の中で野中氏だけが特異だとは考えにくいため、これは歴代の政権がやってきた可能性があるということ。そして現金を配るという方法でジャーナリストが特定の思想や政治団体、政党に買収されている可能性があるということが明らかになったわけだ。

ジャーナリストとは知的に誠実であってほしいと思うのだが、その一方でこうした自体が明るみになった事で、国民感覚でおかしいと思う方向に持論を展開させようとしたジャーナリストがマスメディアに出てきた場合、国民は眉唾の状態で、まさにショーとしてしか見ることができなくなってしまう。ジャーナリズムへの信頼性の崩壊が起きようしているのである。

長らく日本では「テレビがああ言っているんだから、間違いはないだろう」と考えられてきた。それがこれからは「テレビでああ言っているけど、わからないね」にシフトするスピードが加速するはずである。メディア・リテラシーの向上のスピードが上がるのは悪いことではないのだが。

そしてだからこそネットでの言論活動の信頼性が高まるはずである。例えば2chを利用する参加者は、そこに流れている情報が、2chという怪しげな媒体の上でのことであり、さらには多くの場合匿名でなされる議論である事を事前に承認している。そうした前提があって、特定の情報を流す際にはその情報源(ソース)が重視される。ネット上で使われる情報源はメディアの記事の場合もあれば、文献の場合もあり、時には直接的に電話した結果であったりする。

そうやって情報を提供し、正確な情報を伝えようとする市井の一国民のモチベーションは、知的に誠実でありたいとするその1点である。そしてそこが買収の可能性がある識者とは一線を画すところである。

レガシーメディアは今も象牙の塔の中にいて「俺たちが世論を作るんだ」と息巻いているのだろうが、時代は急速に変化している。レガシーメディアが力を持ち得たのは、情報を均一に日本全国に配布する能力を持っていたからである。そしてその能力はネット出現以前にはレガシーメディアが独占するものだった。しかしネット出現以降の現在においては、情報はレガシーメディアが独占するものではなくなってきている。野中氏の告白はその流れに拍車をかけるのではないかと思うのである。

機密費「月5000万円は使った」=評論家にも配る-野中元官房長官(時事通信) - Yahoo!ニュース

機密費「月5000万円は使った」=評論家にも配る-野中元官房長官
5月1日11時20分配信 時事通信
小渕内閣で官房長官を務めた自民党の野中広務元幹事長は1日、長官在任中に官房機密費(内閣官房報償費)を「1カ月に5000万円から7000万円くらい使っていた」と明かした。内訳は首相に1000万円、野党対策などに充てるため自民党の国対委員長や参院幹事長にそれぞれ500万円程度を渡していたとも説明した。時事通信の取材に答えた。
野中氏は1998年から99年にかけて官房長官を務めたが、その間、政府・与党幹部や北朝鮮を訪問する野党議員から無心されて配り、評論家に配ったこともあったと暴露した。ただ、ジャーナリストの田原総一朗氏には、機密費を持って行ったものの受け取りを拒否されたという。

菅直人発言集

ソースは2chなので深くは信用しないように。

管直人名言集
「ミサイルが何発か飛んできたら考える」※テポドンのとき
「(牛丼喰って)フトコロの寂しい会社員に受けている感じだ」
「多少危なくても飛び込みたい人は飛び込めばいいと思う」
「道頓堀に飛び込むな、などと官僚に規制される必要はない」
「自衛隊派遣は憲法違反だ!だが私の発言は気にしないで欲しい」
「エズミマキコさんの参考人招致を求める。嫌なら審議拒否だ!」
「ムンクにコントロールされているモー娘」
「不審船に対する海保の射撃は法的に問題あるかも」
「公選法違反はケアレスミスのようなもの」
「小泉首相は発明をされたことがありますか。私はあります」
「さすがに真紀子さんを乗りこなす自信がない。なかなか大変だ」
「(沖縄の海兵隊について)政権をとったら、すぐに出て行ってもらう」
「靖国参拝は憲法違反だ。総辞職しろ」
→小泉1/1に靖国参拝→「8/15に参拝しないのは公約違反だ。総辞職しろ」
「二世議員の存在は絶対に良くない!」→息子が出馬する→
「(源太郎に)選挙区を譲ったわけではなく、二世議員の弊害はない」
「優秀な人材を探したら、たまたま息子だった」
「君、ルートって知ってる?最近の人はルートも知らないんだよね。  いいかい、3.141592・・・」
「(総理をオウムの松本被告になぞらえ)首相は自己催眠の天才だ」
「一夜を共にしたが、男女の関係は無い、こんなことに説明責任は無い」
「(諫早湾の干拓工事を)誰の許可でやっているんだ!」←自分が大臣時代に了承してる
「深く考えずに署名した」※シン・ガンスの無罪釈放を求める嘆願書
「状況によっては、監視衛星をうちあげることも考えたほうがいい」←打上げ日程も決まった時期に
「民主党が政権をとれば株価3倍」
「スペインの政権交代を歓迎する」←テロ待望論?
「若い方がいいなら0歳児を連れてくればいい」※若手への牽制
「総理、今度おごりますよ。カイワレと鶏肉を」※党首討論前の雑談で
「私が管直人でなければ、管直人を追及するだろう」
「乾杯だとカンパイ(完敗)になりますから、カンショウ(完勝)と言いましょう。では、カンパ~イ!」
「天皇は逮捕されるべきだった」←テレビ出演での発言

アジアカップカタール2011

抽選会結果。

A1カタール A2クウェート A3中国 A4ウズベキスタン
B1サウジ B2日本 B3ヨルダン B4シリア
C1韓国 C2インド C3オーストラリア C4バーレーン
D1イラク D2北朝鮮 D3バーレーン D4イラン

イエメン情勢

延期も検討されていたイエメンの情勢について、アメリカが絡んでたわけですね。
聞けば国土が山岳地帯にあるため、過激派が隠れやすいらしい。
まあ、アメリカの同盟国日本のB代表の試合会場は絶好のアピールの舞台になる気もしなくはないのですが。

国土的には古い町並みが残っているらしく、ちょっと楽しみではあります。


CNN.co.jp:米がイエメンの過激派拠点への攻撃検討、米機爆破未遂事件受け: "ワシントン(CNN) 複数の米政府高官は29日、中東イエメン政府と協力し、同国内にあるイスラム過激派の拠点への新たな攻撃を検討していることを明らかにした。米デトロイト上空で今月25日に起きた米ノースウエスト航空機爆破未遂事件への報復攻撃の色彩が強い。"
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